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喫茶店を出て、車を停めてあるコインパーキングに向かう僕とルイ。5分ほど歩いてそのコインパークに到着した。ルイを助手席に乗せて僕はコインを入れて車を発進させる。

特に目的地を決めていなかったが、折角だから黄昏時を満喫できる場所に行こうと、土地勘があまりない中で適当に車を走らせた。

10分後…

…(゚Д゚ )ンマー!!!

海がある方へいったつもりが全く人気の無いっていうか一般人が入っちゃいけないような工場の駐車場みたいなところに迷い込む僕とルイ(っていうか、僕w)


やべっ…この日の僕、めっちゃ迷いまくってます(笑)


駐車場に入ったはいいけど、警備員さんが明らかに異物をみるような目で僕らに冷たい視線を容赦なく投げつけてくる(笑)平静を装いながらも、なんやかんや、その駐車場を命からがら脱出し(ってか、別に危害は及んでないけど)今度はそれっぽい場所をナビで設定して、またしても走ること10分。


今度はちゃんとした場所に到着することが出来て、胸を撫で下ろす僕(笑)

そこは、複合施設の駐車場で、一応、小さいながらも海が見える場所。

僕はルイを促して、車を降りて海が見えるところへ2人でトコトコと歩いていく。日が傾きかけた、穏やかな午後。人は多くはなく、静かなその施設内をゆっくりと他愛も無い話をしながらルイと歩いた。

しばらく歩いて…施設内に入った。そこで、ルイはトイレに寄るといった。僕がトイレの外で待っていると、仕事の電話が掛かってきてしまった。ルイがトイレに行ってる間に電話をしていて、しばらく話をしていると、ルイがトイレから出てきて、怪訝そうな顔で僕を見ていた。

(すぐに終わるよっ)

ジェスチャーでそう伝えると、

(大丈夫だよっ)

とルイも表情で物語りながら、僕からちょっとだけ離れたところをブラブラしてくれていた。

電話を終えて、ルイに近寄っていく。ルイも僕が電話が終わったことに気付いて、こっちを振り返る。ルイがこちらを振り向く時、とても明るい表情で口元に微笑を湛えていた。

僕はそれを、とても心地よく感じ、

僕「ごめんっじゃあいこっか?」

と手を差し出すと、ルイは何も言わずにはにかみながら、僕の手を取った。

来た道を歩きながら、水辺を見つめる。水鳥が群れで集まっていた。しばらく、そんな水鳥たちをみていたが、ちょっとだけ肌寒く感じて、車に戻ることにした。

車に戻り、エンジンをかけると僕はルイを車の後部座席に誘って、隣同士で座った。しばらく何気ない話をした後、僕とルイの間に会話が途切れた。



沈黙。それは、完全なる沈黙とは異質のまるで嵐の前の静けさのような静寂さ。



ふと、僕はルイの方を見て肩に腕を回して、そのまま髪をなでながら、ルイに顔を近づけた。

互いの息遣いが聞こえてきそうな距離。ルイは何も言わずに目を閉じる。僕も何も言わずに唇を重ねる。触れるか触れないかの所でその刹那を間延びさせた後…僕はルイにキスをした。

その瞬間、弾かれたように、僕らの唇は激しく絡み合う。

ルイの舌がまるで生き物のように僕の口の中を這い回る。舌は絡み合い、互いの歯茎を舐めあうようにして、貪りあう。

「ハァ」「んっ…んはぁ…」「んっんっ」


僕とルイの間で…クチュクチュとイヤらしい音が加速していく。僕らは互いのの唾液を受け止めて、そして互い口の中の唾液を吸い尽くさんばかりに夢中で唇を交わした。


そしてひとしきりの交接を終えて、糸を引かせながら、唇を離す。目を開けると、ルイも目を開けた。潤んだ瞳。赤らんだ頬。すこしだけ汗ばんだ額。湿った吐息。

何もかもが、潤い出し、今にもあふれ出しそうだった。

僕は、真正面からルイを見る。そして、その潤んだ瞳の中に灯った欲情の色を見て取った。ルイも僕を見る。僕にやどった欲情を感じたはずだ。互いの劣情に、今正に火が灯りそして、煌々と熱を帯び出した。

僕はルイをみたまま…

僕「2人っきりになれるとこ、いこうか?」

とそっと言った。

ルイは顔を赤らめて俯き気味にコクンと頷いた。

僕はその意味をかみ締めながら…車を発進させて、どこにあるのか分からない、とても曖昧な「2人っきりになれるとこ」を探しに出かけた。

右手でハンドルを切り、左手でルイの手を握る。太陽は傾き出して、黄昏時の優しい橙色が僕らを照らし出す。


つづく

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