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ハルキです(ノε`*)

いよいよ、[俺の夏シリーズ]も佳境へ近づいていきます。


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僕が機内に備え付けられたイヤホンでショパンを聞いていると、突然機内のアナウンスに切り替わり、流れるように綺麗な日本語と英語で、それぞれ同じ内容で、アナウンスされる搭乗に関する注意事項が、音楽を聴いていた大音量のままにイヤホンから聞こえてきた。

僕は思わず音量を下げて窓に目を向ける。

飛行機は滑走路をゆっくりと回遊するように動いていた。

そして、突然方向を定めると、一挙に加速を開始する。窓から見える景色があっという間に後方に追いやられていく。更に速度を上げるジェット機は、やがて窓から見える景色を溶かし始め、

ブォォォォーと轟音を立ててボーイングは宙に舞った。

こんな馬鹿でかい鉄の塊に更に人間を何百人も乗せた物体でも宙に舞うのに…僕の心は宙に舞うどころか、心の底に沈殿し堆積していた。







Yと待ち合わせの場所に到着し、キャリーバックを止めて、立ち止まり、キョロキョロと周囲を見回した。

ここは、観光客が多い場所だった。

皆僕のように暑さを凌ぐような格好をしていて、そして日焼けしている。

女性も男性もとにかく露出が多く(嬉しいことに笑)、そしてその界隈は観光客や、その観光客を相手にする商売人や、そして、女性観光客に狙いをつける地元男性など、とにかく大勢の人で賑わっていた。

それでも、僕の鬱蒼とした心持ちは、あまりにこの溌溂とした場所に馴染んでおらず、自分が場違いのところへ来てしまったのではないかという不安が僕を心細くさせたのも事実だった。


僕は、いたたまれない気持ちになり、タバコを取り出すと、コンビニの灰皿に灰を落としてYを待った。すると、しばらくして、Yから携帯に連絡が入った。

Y「めんそーれーwもう着くよ?ハルちゃんどこらへんにいるー?」

Yの懐かしい声が受話器から聞こえる。その明るく、そして優しい口調がやけに温かく感じた。

僕「今ねー○○通り沿いにある、ローソンの前かな?」

Y「りょうかーい♪すぐ向かいます」



こうして、約1年ぶりに僕はYと再会を果たすことになった。

Yは相変わらず、爽やかで、明るかく、ちょっと物憂げな気分でいる僕を明るい気持ちにさせてくれた。

暗い気持ちになっていもて、感傷的になっていても仕方ない。

せっかくの一人旅だ!

せっかくの再会だ!

せっかくの夏だ!

楽しもう!

久しぶりに(といっても1日ぶりだが)にそういう陽気なテンションになってきた。僕らはとりあえず…ということで、居酒屋に行き、名物料理を食べながら、ビールを飲んで、他愛も無いを始めた。

お互いの仕事のこと、この転勤のこと、恋愛のこと、家族のこと、男同士は普段、世間話なんてしないが、こうしてたまに過ごす時間が急速に距離を縮めることがある。

互いがバックボーンを理解しているから、たまにこうして会うことで、そのバックボーンから推察される、お互いの人生や生活が手に取るように分かり合えるのだ。委細なことについて分かるわけではないが、それでも話を聞けば容易に想像がつく。

そういえばと…Yが切り出す。

Y「M君は元気だった?」

僕「めちゃめちゃ元気だったよー笑」

と話題は共通の友人のMの話になる。

昔からよく3人で遊んでいたりして、YもMのことが気になると見える。この前の話を聞かせてやり、Mの家に泊まったこと、Mの彼女の話や、仕事の話、
二人でキャバクラいったことなどを話した。

その話のついでに僕は、アミのことを話そうとしたが、上手くアミを語ることが出来ないでいた。

Yとの再会で心持が明るくなっていたつもりでいたが…まだ自分の気持ちに整理がついていないのだと気がついた。そして、僕の心を鬱蒼とさせているのは、アミのことなんだと…僕は改めて認識することになる。


ただ、Yと再会をした懐かしさや、安心感がそうさせたのか、今まで溜め込んで、堆積して、鬱蒼としてしまい、まるで出口がないように思われた気持ちが、堰を切ったようにあふれ出してきた。

取り留めなくそれを語り、上手くまとめることはできなかったが…それでもYは特に何も言わずに、黙って杯を傾けているだけで、僕は1人で自分の気持ちをまとまりをつけようと口を滑らかにさせた。

ひとしきり僕が話し終えると…

Y「後悔しない選択だったら、どんな選択でもいいんじゃない?」

Yはこういって、笑った。

僕もその意味をかみ締めて…

僕「…だなっ」

といって笑った。


自分が何を思っているのか?自分の気持ちがどこに向かっていたのか?

鬱蒼と溜め込んでいるままでは分からなかったことが、吐き出し、形にすることで、ようやく正体が明らかになりかけてきた。

そして、Yが言った。

Y「てか、そういう話しもいいけどさっせっかく、こっち来たんだから、こっちでも夜遊びしようよ?(笑)」

僕「あはは(笑)そんな話しっておいっ!」

Y「こっち、ハウスボトルで泡盛でてくるよ?w」

僕「まじかー!!!いやでもさすがにキャバクラは…ちょっとなぁ…笑」

Y「あっそっか…じゃあ、風俗いく?w」

僕「ん~…」

Y「別に無理しなくてもいいけど?」

すこし考えて…Yの優しさに感謝しつつ、

僕「…久しぶりに行ってみようかな(笑)」

と答える僕。

Y「じゃあ、一回ウチによって荷物置いてからにしようか?すぐそこだから」

そういって、居酒屋を出て、そのままYのウチに寄り、荷物を置くと、そのまま僕らはタクシーに乗り、夜の街に繰り出すことにした。


基本的には…僕は殆ど風俗店には行かない。

嫌いなのかというと、そうではないが、基本的な考え方として、セックスをすることは、体で繋がることと同じくらい心で繋がれることが大事だという認識があるからだ。

そして、風俗と言うのは、そういう感傷的な場所ではないと思うから。


勿論、その産業を利用する人や、や、その産業に従事している人、またその産業自体を否定するものでは全く無いのだが。

ただ、たまにこうしてそういうのを関係なしに、自分の性欲の捌け口を求めて、女性を抱きたくなる事があることは否定しない。

この時みたいに、気持ちが鬱蒼として、塞ぎこんでしまった日には、うってつけな場所なのかもしれない(笑)

Yは僕を風俗に誘ってくれたが、恐らくY自身が風俗好きというわけではないと思う。
(まぁ嫌いじゃないのは確かだけどw)

僕の気持ちを察して、誘い水がごとく提案をしてくれたのでははいだろうか?

そう思うにつけ、Yという男が、そういう機微を察してくれる男なんだと僕は再確認した。

さて、タクシーの運転手にYが「○○に」と告げると、すぐに意を介したようでタクシーは走りだした。

10分ほどして、その界隈に着き、タクシーを降りる。

普通の民家のような場所に案内されるままに、居間のような場所でたむろしてる女の子を指名して、二人で部屋に上がる。
そこは、部屋に風呂が備え付けられてて、そして、そこで行為を行なえるような場所になっていた。

彼女は自分をマミコと名乗った。

二十歳前後で、色が黒くて、はっきりした顔立ちの女の子だった。

スタイルも良く、ほっそりとした腰つきに豊満で肉付きの良いお尻。

2人っきりになると、促されるままに行為に及ぶ。

彼女は僕の体を石鹸で入念に洗い、そして、うがい薬でうがいをさせると、そのまま僕のペニスを口に含む。

何も知らない彼女が僕の股間に顔を埋め入念にペニスに舌を這わせ、亀頭を舐める。

チュポッチュポッっと優しく包み込むように、愛撫を繰り返す。

僕はあっという間に勃起して、彼女のお尻をこちらに向けるようにいうと、彼女は僕の顔に跨るようにして、シックスナインの格好になる。

彼女のおま○こを目の前にすると、彼女自身もはっきりと濡れているのが分かった。

舌を落とし、クリを愛撫する。
それだけで、彼女から吐息が漏れ、ペニスへの愛撫が中断される。

しばらく続けて、そして口を離し、彼女はゴムを口で被せると、そのまま僕の上に跨ってきた。

いきなりの奥までの挿入に、「んっぐっ!!」とうめき声に近い声をあげるも、それでも彼女はなめらかに腰を動かせ、僕を快楽へと導く。

体位を変えて、今度は僕が彼女を攻める。

マ「あっんっあっ・・・あっ…」

多分…からだの相性がすごく良かったんだと思う。

マ「あっ…ゴメン…無理。ゴメン、ゴメン!!!」

そういって無理矢理中断させられた。

僕「ん?ごめんどうした?」

わけを聞くと…

マ「どうしたってわけじゃないんだけど…ごめん逝きそうになった(笑)」

いいじゃん。別に…と思ったのだが、わけを聞くと、逝くと、その後の仕事に差支え(ぐったりしてやる気がなくなるw)があるが、逝きたくないといことだった。

…僕が思っているように、マミコ自身も体の相性の良さを認識しているようだった。

じゃあ…ということで、僕はバックで彼女を後ろから突き、意図的になるべく早く射精をした。

…マミコが逝ってしまわないように(笑)
普段とは逆パターンだったので、不自然な気がしたのはいうまでもない(笑)

行為を終えて、寝そべって2人でタバコを吸いながら、ようやく世間話を始める僕ら(笑)

一人旅をしてること。
今日この街に来た事。
友達を訪ねてきたこと。
訪ねた友達は明日、帰省の為に本州へ帰ってしまうこと
。また一人旅に戻ること。元々は、東京に住んでいること。
しばらくここに滞在する予定であること。

そんな身の上話をしていると、時間が迫ってきた。

僕「ねー、友達が帰省しちゃうと知り合いいないから、良かったら今度ご飯でも付き合ってよ」

と言ってみた。

マ「いいよー(笑)アタシすっごい呑むよ?笑」

僕「あははw分かった覚悟しとく」

そういって、連絡先を交換し、部屋を出る時、最後に初めてキスをして、そこマミコに見送られて僕はそこを後にした。

この後、結局のみにいったりはせずに、Yの家に泊まらせてもらい、昔話に花を咲かせていたが…いつの間にか、僕らは眠りに落ち、気が付いたら、Yがシャワーを浴びる音で目を覚ました。

今日、Yが帰省をすることは、最初から知っていたので、そのまま準備をして、昼前くらいに一緒にYの家を出て、昼飯をくってYに適当な所まで送ってもらって、Yと再会を約束して、握手をして別れた。

また一人旅に戻り、市内をブラブラとしていたが、どうしても人恋しくなり、昨日お世話になった(笑)マミコに連絡をすると、今日はちょうど休みだったらしく、夕方飯を食おうよ?と誘うと「いいよー」ということで、あっさりと再会をすることになった。

マミコは休みの日らしく、とても今時の格好をしていて、可愛らしかった。元々色黒で南国系の顔立ちをしているマミコは、そういう格好をしていると、本当にギャルっぽかった。

僕「おいっす~」

といいながら、昨日とはまた見違えるようなマミコの姿に、ちょっと驚く僕と…

マ「おいっすーw早速のお誘いありがとう(笑)のむぞー!w」

と気合十分のマミコ(笑)

こうして、僕らは再会をした。

飲みながら話を聞くと、マミコの実年齢は23歳で、すごく歳が近かったこともあり、すぐに砕けた感じになった。

そして、風俗店でとはいえ、一度既に枕を交わしているせいか…妙な感覚がお互いにあって、旧交を温めるような雰囲気があった(笑)

喩えるなら…元カノと似た雰囲気だろうか?

そんな風にいってしまうと、全国の元カノ協同組合の面々から「元カノをそんな風に軽々しく扱うなっ!!」とお叱りのお言葉を頂戴してしまいそうだが(笑)

無論、方向性が似ているだけで、同義なものだとは僕も思わないが…秘事を共有し、今互いに恋愛感情を抱いていない男女であれば、同じような感覚を持つに至るのではないかと僕は思う。

僕らの場合は、お互いをあまり知らないが故に生まれる気安さを孕んでいるのも事実であろう。

女性として意識しないわけではないが、カッコつけずに何でも話せる感覚だった。

だから、僕は吐き出せない気持ちを吐露できたし、みっともなくて、意地汚い気持ちもそのままに話すことができた。

同様ににマミコも自分の弱さや、若さゆえの過ちや、そして今背負っているものについて、僕に話をすることで、いいようのない不安を和らげているようでもあった。

なんのつながりもない僕とマミコだったが、それでもその時、いてくれたのがマミコで良かったという思いは今でも変わらない。

この日、僕らは結局、朝まで一緒に過ごした。ただ、体の関係にいたる事は無かった。

日付が変わるくらいまで呑んでいて、僕はその日元々泊まる場所が無かったのもあったので、マンガ喫茶にいくつもりでいたが、「じゃあカラオケいかない?」ということで、カラオケに行き、結局朝まで(まぁ明け方は2人とも寝てたがw)カラオケ屋ですごした。

朝っぱら…人気のない繁華街を2人で歩きながら、

マ「じゃあ、私こっちだから」といって立ち止まった。

僕「そっか…」

と言って僕も立ち止まる。

ここが僕らの分かれ道。

なんの変哲も無い十字路。

僕は別に進むべき道など無いのに。

それでもマミコとは違う道を進むことだけは確かなことなのだ。

どちらからともなく、再会することが無いの事を確信しているような…そういう別れ方だった。

僕「じゃあ…(またっていうのはは変だな)」

マ「うん。じゃあ…(またっていうのは変だな)」

そういって軽く手を上げる。

僕はマミコを見送る。

マミコはそのまま振り返らずに横断歩道を渡っていった。

マミコの肉付きがいいお尻を後ろから眺めながら、バックから挿入した時のあの姿を思い出した。

…きっと、僕が求めれば、マミコはきっと体を許してくれたと思う。

なんせ体の相性は抜群だ。

互いになんの気兼ねなく、セックスをして、体を求め合い、果てながら迎える朝も悪くなかったのかもしれない。
でも僕は…足取り確かに、そして、まったく振り返らずに、一切の名残もないかのごとく、颯爽と歩いていくマミコの様子を見て、そうしなかった(その日マミコを抱かなかったこと)は正しい選択だったように思った。

マミコが道を渡りきると、『さてっ』といって僕も踵を返す。

僕は朝日を背にしながら、マクドナルドに入った。

陰鬱とした気分は軽やかになったようにも感じるし、まだ思く沈殿しているようでもある。

そんな風にして、僕は一人旅を再開させることにした。


つづく

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今回も、最後まで読んでくれてありがとう( ^ ω ^ )

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