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レナ
「ごめんハルキ君…なんか…ホント…ごめん…う゛うっ」



レナはそう呟くと、突然、クリクリッとした大きくて黒目がちの瞳から、ぶわっとまるでキラキラした宝石みたいな大きな涙の雫を溢れさせた。



そして、そんな様子をなす術なく見守る…俺。



…しかしあれだね。



男って生き物は、女の子の涙の前じゃ、完全に無力だよね(笑)



それが、唇を重ね、肌を擦り合わせた子だったりしたら、尚更さ。



普段、カッコつけて大人ぶってる俺ですが…もうビックリしちゃってね。



もう、宮沢賢治もびっくりなくらい、おろおろするばかりだったよ。



仕方ないから、思いっきり抱き寄せてさ、顔を胸に埋めさせて、仕事用のYシャツに、ファンデだのマスカラだの、アイラインだの色んな色が着いちゃったけど…まぁしばらくそうやってレナを抱きしめてるくらいしか出来なかった。



それで、レナがちょっと落ち着いた頃に、こんな事を言ってみた。



「レナはさ、まだ若いんだから、俺なんかにハマっちゃダメ。沢山恋して、いっぱいお洒落して…これから俺なんか相手にされないくらいの素敵な女の子になっちゃえ~!」
って。


分かってるよ。我ながら陳腐な言葉だと思うよ。でもさ、レナはそんな俺の薄っぺらい言葉を真正面から受け止めて信じて、そしてこう言ってくれた。


レナ
「…じゃあさ、私がきれいになって東京行ったら…また会ってくれる?」
って。


そんなレナのまっすぐな想いは、僕の胸に突き刺し、貫いたよね。



そして思わず口をついて出た言葉は、



「当たり前じゃん!!てか、多分、俺が相手にされない確率120ッパーだろうけど…(笑)」



レナ
「約束…だよ?笑」



そういって、手を振るレナを家のすぐそばまで見送って僕らは別れた。



これは…2011年3月11日の未明(多分2時とか3時くらい?)に、某東北地方の政令指定都市の郊外で取り交わされた、淡い淡い約束の話しね。







今(2011年10月現在)から遡ること、7ヶ月前。



嘘みたいな話だけど、僕は、その日ちょうど東北地方に出張に行っていて、その日はその地方の政令指定都市に宿泊をしていた。



この日は、出張中に、某SNSを通じて仲良くなった子とデートをする約束をしていてね。
(別にいつも出張の度にデートしてるわけじゃないからねっ!!!w)



ただ、仕事の延長戦のような、付き合いの一席もあるから、レナとの待ち合わせは割りと遅くになっていた。



レナは、この日の2日前に、高校を卒業したばかりの18歳で、4月から地元も専門学校に通う予定になっている女の子でね、まぁギャルっちゃギャルなんだけど、やっぱりどこかすごくピュアな部分も持っていて、メッセを通じてやり取りをしていたんだけど、心根はすごく優しい女の子だったっていうのが僕が事前に持っていた印象。



『愛が感じられるようなエッチがしたいんです…愛が欲しいとかキモいかな?私?笑』



レナは僕とのやり取りの中でそんな事を言っていた。



見た目は可愛らしい子で、どっちかっつーとロリギャルっていうのかな?



まぁ、自分でも言ってたけど、割とモテるらしくて、



『別に俺なんかじゃなくても、いくらでも愛してくれる男いるだろーに…。』とは思ったけど、今まで同年代の男の子としか付き合ったことがなくて、すごくガツガツしてて、自分で勝手に盛り上がって果てちゃうようなエッチしかした事がないって、レナは言ってた。



そんなやり取りをする中、ちょうどレナが住む街の近くに出張が決まったことを話すと、レナは


レナ
「…本当にぃぃ!!?!?嘘~!!!?どうしよう!!!?てか、ハルキさんて本当に実在したんだねっ笑」



と人を空想上の生き物みたいな扱いをしてたことを自らカミングアウトしてきやがった!!w



僕は基本的には無理には誘ったりはしないけど、まぁレナがすごくタイプな子だったのもあって(←おいっ!!w)会ってみたいなぁって旨を伝えると




レナ
「うん。レナもだよ…。ちょっと怖いけど…でもなんか、興味の方がまさっちゃう(笑)」



こうして、僕ととレナは会うことになった。



簡単だけど、これが僕とレナの会うまでの馴れ初めね。



さて、じゃあボチボチ僕とレナの本編に入っていきましょうか~。



…時は流れて3月10日の夜。



僕の仕事の付き合いが終わり、レナに連絡してみると…確か、21時前くらいだったと思うんだけど、レナは丁度お風呂上りで、



レナ
「何時ごろになりそー?」



って話をしてた。



ちょっと市街地から外れた場所にレナは住んでいて、僕が宿泊する場所から大体車で1時間ちょっとくらい。



なので、




「じゃあ、22時半くらいでもいい?てか門限大丈夫?」



と訊ねると、



レナ
「うん。大丈夫!あっ…そうだ…前話してたアレ持ってく?(笑)」




「…是非に(ノε`*)!!!。゚+.゚」



とめっちゃテンションが上がる僕(笑)



“アレ”が何かって?



まぁ、それはアレとしかいえないねー(笑)まぁ後でのお楽しみってことで~(笑)



そうして、僕は借りておいたレンタカーに乗り込み、一路レナの元に向うことにした。



暦の上では、春でも、やっぱり東北地方の3月の夜は、まだまだ肌寒くて、深夜には路面凍結さえしかねない。



慣れない道をゆっくりと慎重に車を走らせてはいたが、交通量自体が極端に少ないからか、予定通りの時間にレナの元に到着できたのは、幸運だったのだろう。



待ち合わせは、レナの家から程近いコンビニの駐車場だったが、歩いて5分くらいってこともあり、若い女の子を夜中に1人でコンビニ待たせるわけにも行かないので、そこに到着してから、レナに連絡すると…




「着いたよ~♪」



レナ
「は~いっ!今から行きます!」



そうやって、スタンバイして待っていたらしい。



僕がしばらくコンビニの外で待っていると、レナと思しき、若い女の子がやってきた。



後で聞いたら、深夜近くの郊外のコンビニにスーツの男という属性はあまりに浮いていたらしく(笑)、レナは一目で僕を識別しく、口許で少しだけ微笑みながら、遠慮がちに僕を見つめてきた。



僕ももらっていた写メととてもよく似た女の子がこちらを見ていたのですぐに気が付き、レナに話しかけた。




「こんばんわ~♪遅くなっちゃってごめんなっ!」



レナ
「あっ…いえ…てか、こんなんですいません(笑)」



そう。レナの出で立ちはグレーのスウェット上下にアウターを着ていて、素足にキャラ物のサンダルというとてもラフな格好だったんだよねっ(笑)



あんまり、経験のないことだったので、ちょっとビックリしたけど、まぁ新鮮っちゃ新鮮だよねっ!って思うことにしたよ。俺ってほら?前向きだからさっ!




「あははっ!いいよ!気にしなくてっ!」



レナ
「てか、いつも友達と遊びに行くのこんな格好なんです~」


あぁ!なるほど!考えてみればこんな時間に一昨日まで女子高生だった女の子が家を出るのに、お洒落するのもおかしな話だなと僕も妙に納得。



ただ、この取り合わせがいかにも援助交際のように見えなくもないので(苦笑)、レナには車の中で待っていてもらって、僕が飲み物や、食料を買い込んでくることにした。




「飲み物…これで良かった?」



そういって、紅茶を見せると



レナ
「うん。これ好きでよく買うっ♪」



って、ご褒美のスペシャルスマイルを頂戴する俺。



めちゃめちゃ可愛らしく感じてしまって、



「おーよしよしっ」



って頭を撫でると、



レナ
「んー!子ども扱いしてるー!!ムキィー!!」


ってむくれたフリをした後で『あはは~!』ってカラッと笑った。



俺は、レナのこの仕種に対して、勿論、可愛らしいなぁとも思ったけど、それ以上にこレナの空気の読み方がすごいなぁと思ってしまった。



まぁこのやり取りでそんなこと感じる俺もよっぽど穿った見方してる人間かもしれないけど(笑)



まぁ一般的な見解だったら、異性からは『可愛いくて守ってあげたくなる仕種』とか、同性からだったら『なんかぶりっ子してる感じ』とかそういう浅い解釈をされそうだけど、



まぁそういう浅い解釈は、ス○レンに任せておいて(←おっと…誰かが来たようだw)



もうちょっとだけ踏み込んだ解釈をしてみると、



レナは俺の頭を撫でるって仕種から、きっと俺をお兄ちゃんキャラなんだと想定したんだと思うんだよね。



それを分かった上で、それで、一番自分が子どもっぽく見える仕種をしてみた。



しかも、それを口では逆のことをいいながら、暗に仄めかして俺がそれを自分で気付くようなやり方でね。



こうして俺が気が付いたレナの少女性ってのは、与えられた情報じゃないし、自分で察っしたわけだから、当然信憑性が高まるし、『口では子ども扱いするななんて…可愛いなぁー萌っ』って俺に思わせるのに十分なリアクションだと言える。



まぁ、これを意図してやったかどうかは別にして、瞬時にここまでやっておいて、その後、それ自体がコントの一環であるかのように「あははっ!」って笑って、俺にそのことを気付かせてくれる辺り…なんとも、高いコミュニケーション能力の持ち主だなぁって正直感心しちゃったんだよね。



そして、そりゃーモテるわなぁ~って(笑)


隣で何食わぬ顔してニコニコしてるレナを、そんなこと考えながら見てる俺。


レナ
「ん?なんで見てるのー?」




「んーん~レナ、可愛いなぁって…」



カァァァって照れたような表情で目を伏せる。



あれ?今度はまじで照れてる?



もしかして思い違いかな…?



んーごめんごめん。そんなことどうでもいいよねっ!



まだ会ったばかりの僕達は、これからお互いの事を知っていけばいい。



いや、知っていく為にこうして僕達は、同じ時間を共有してるんだからっ。



そんなことを考えながら、




「はいっ♪」



そういって、手を差し出すと、



レナは、俯いたままそっと僕の手を握り締めた。



10代の弾けるような瑞々しい質感と、そしてしっとりとした女性の柔らかさを兼ね備えた、愛らしい手だった。



つづく



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最後まで読んでくれてありがねっ!
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