FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

************
 

キスっていう言葉と、ちゅうっていう言葉。


どちらも指す行為は同じでも、響きがまったく違う気がする。


どちらかというと、後者の方が好きな俺。


「キスして?」って言われてもなんとも思わないけど、


「ちゅう…して?」って言われると、キュンとする。



ん?なんの話しだ?(笑)


あぁそうだ。


サクラと俺のちゅうの話しね。


そうそう。たしか…


ちゅゅゅゅゅぅ…って、サクラと唇を合わせ、やがて唇を離すと、くすぐったいような笑顔でサクラは俺に微笑みかけたんだった。





くすぐったくなるような笑顔。


そう表現してみたものの、この時、本当に自分がくすぐったく感じたかどうかは、ちょっと自信がない。


ただ、今そのサクラの表情を思い浮かべると、無性にくすぐったい気分になるってだけの話だ。


今、思い出してくすぐったいって感じるのは、きっと屈託がなく、優しくて、柔らかい表情だったんだろう。


だって、くすぐったいと感じながらも、心地よくも感じるんだから。


この後、俺はサクラの頭の下に腕を通して腕枕をしながら少しだけ話しをした気がする。


なんとも、曖昧な表現なのは、心地よい疲労と、体中に染み渡る充足感の中で、話しの途中で二人とも寝てしまったからだ。


なので、この後の会話が、本当になされたものなのか?俺が思いこんでるものなのか?いささか自信はない。


ただ、おぼろげな記憶の糸を少しずつ辿ってみると、恐らく?こういう話をしたんだろうと思っている。






「…サクラいい匂いするな…」


サクラを抱きかかえながら、俺が言う。


サクラ
「お風呂入ってないよ(笑)」



「そうだった。きったね(笑)」


サクラ
「ひっどーい。ハルキ君もじゃんっ!笑」



「あはは。臭い?俺?」


サクラ
「全然(笑)こんな無臭な人初めて(笑)」



「あー、それ多分相性がいい証拠だよ?きっと。」


サクラ
「どういうこと?」



「体臭って人によって感じ方が違って、好ましい臭いに感じる人は遺伝子レベルで好ましく思ってる人ってこと」


サクラ
「えー?そうなの?」



「らしいよ。俺も詳しくしらないけど」


サクラ
「そうなんだー(笑)じゃあ、ハルキ君のこと、臭く感じる人もいるんだね~」



「そう。サクラのこともね~(笑)」


サクラ
「だから、年頃の女の子にそういうこと言わないw」



「さーせんw」


サクラ
「でも、相性いいのは…分かったかも。」



「ん?」


サクラ
「すごかった…ハルキ君のエッチ…(笑)」



「“葉っぱ”使うより?w」


サクラ
「あー、どうだろね?(笑)あれはまた別次元だからなーw」



「(´・ω・`)ショボーン…なんか、そういうのに負けるの悔しいなw」


サクラ
「あははっ!でも、すごい幸せな気分になれたよ。こんなに丁寧にしてくれるんだっってw」



「丁寧?あれが?サクラ、きっと今まで手を抜かれすぎてるぞ?w」


サクラ
「え?ほんと?…(´・ω・`)ショボーンw」



「真似するな~(笑)」


サクラ
「あははっ(笑)」



「…」


サクラ
「…」



柔らかい沈黙が俺とサクラを包み込み始める。


どれくらい沈黙してたのか?


5分?10分?


俺も段々瞼が重くなり、その重力に耐え切れず、目を閉じ始める。


少しずつまどろみの世界に足を踏み入れ始める頃、


サクラ
「…もう、寝ちゃった?」


とサクラが俺に話しかける。



「…んっ?…んー寝そうだった(笑)」


サクラ
「ごめん。そうだよね~眠いよね…。」



「いや、別に大丈夫だよ?どうした?」


サクラ
「んーん。なんでもない(笑)」



「…そうなの?(笑)じゃあ、寝ちゃうよ?(笑)」


サクラ
「…え、やだ(笑)」



「おいっ!w」


と言いつつも、そんな直感的なサクラを可愛らしいとも思う俺。


サクラ
「だってぇ…」



「だって、なーに?」


サクラ
「だって…なんでもない(笑)」



「おいw」


サクラ
「あたしねー、多分、もう…例の人と二人では会わないなーって…思ったw」



「ん?なんで?」


サクラ
「なんでかな?なんとなく。」



「今日のこと、関係ある?」


サクラ
「んー多分あると思うけど、わかんない(笑)」



「…ってことは、俺のせいってわけじゃないんだね~」


サクラ
「うん。違うっ」



「そっか。。。」


サクラ
「そうです。」



「別に、俺は構わないけどな。俺のせいでも(笑)」


サクラ
「なんで?w」



「なんでだろ?わかんないけど、俺のせいにして楽になるんだったら、全然いいよ?って意味ね」


サクラ
「…ふふっ。やさしーねー(笑)」



「おう。男は優しさだよ。なんといっても(笑)」


サクラ
「ですねー。今度は、優しい彼氏を見つけることにしますw」



「…へ?彼とも別れるの?」


サクラ
「…んーだって、無理でしょー。アイツ絶対バラすもんw」



「でも、いいのー?」


サクラ
「うん。多分大丈夫だと思う。そもそも、気持ちがないのに、彼氏と別れなかったから面倒なことになった気もするしw」



「そっか~。強いなーサクラ。」


サクラ
「強くないよ~。でも、ハルキ君みたいな素敵な人もいるんだなーって思ったのもあるよっ!」



「…お上手ですこと~(笑)ってそしたら、やっぱり、俺のせいじゃんっ!!(゚Д゚ )ンマー!!」


サクラ
「ほんとだー!笑」



「…でも、俺、わるびれなーいヾ(*´∇`*)ノ 笑」


サクラ
「あははっ!!(笑)この人アホだw」



「…」


サクラ
「あれ?怒った?」



「怒った。だから、お詫びにちゅうしなさい(`・ω・´)キリッ」


サクラ
「…はい。」


そういって、目を閉じて唇を近づけてくるサクラ。


労るように、髪をなでながら、そっとサクラに口づけをする俺。


チュッ…チュッ…チュッ…


毛繕いをするみたいに、優しく交わすキス。


きっと、夜が明けたら、1人で修羅場を乗り切らなきゃならないサクラ。


今のうち、少しでも労れたら。


そう思いながら、心を込めてキスをする。


やがて、唇を離し、目を開ける。


上目遣いで、俺を見るサクラ。


『ありがとう』


そう、想いを込めて、サクラを見る。


伝わったのかどうなのか?


小さくサクラも頷き、同じように


『ありがとう』


と小さく口を動かした。


サクラのその愛らしい瞳を見つめながら、やがて目を閉じる俺。


きっと、サクラもそうしたに違いない。








…ふと、目が覚めると、もう朝の7時を回っていて、隣にサクラは居なくなっていた。


確かに、明日も仕事があるから、終電で帰らないといけないって言ってたサクラ。


きっと、始発で帰ったのかもしれない。


携帯を見る。


特にメールも来ていない。


狐につままれたような気分で、昨晩の出来事を思い返す。


俺は本当にサクラと一緒にいたのだろうか?


もう一度、ベッドに寝転がり、そんなことをぼーっと考える。


寝返りを打って、サクラが寝ていた方に寝そべる。


あぁ…やっぱり間違いなくサクラがいたんだと思った。


ベッドからほんのりとサクラの残り香が感じられた。





後日、またサクラと話す機会があった。


久しぶりに話をしたサクラは相変わらず、元気が良くて、鼻から煙をだしてそうな口ぶりだった。


結局、サクラは、その時話をしていた通りに、そのセフレとの関係を絶ち、そして、彼氏とも別れたということだった。


今まで仲良かった友達の集まりに顔を出しずらくなってしまったみたいだったけど、それでも、何人かとは今までと変わらずしょっちゅう飲みにいったり遊んだりしてるらしく、恐れいた程多くのものを失ったわけでもなさそうだった。


【訣別】を選択したことにより、勿論悲しみや、寂しさがないわけではないだろう。


それでも、それはサクラの新しい生活への始まりと同義だったのだろう。


サクラは、職場で仲良くなったという、新しい彼氏が出来ていた。


不満がないわけでもなさそうだったけが(笑)それでも、元気そうなサクラの声を聞くことができた。



「元気そうでよかったよ」


サクラ
「ハルキ君もねっ!」



「…久しぶりに…」


サクラ
「…」



「…久しぶりに…(今度一緒にご飯でもどう?)」


途中まで出かけた言葉を飲み込む俺。


サクラにまた会いたい気持ちが、首をもたげる。でも…



「声が聞けてよかったよっ」


やっぱり、もう違う気がした。


サクラ
「…うんっ。じゃあ、ハルキ君もお元気でっ!」



「サクラもね。」


そういって電話を切る。


それ訣別の瞬間だと思った。


いや、違う。厳密には…あの朝が訣別の瞬間。


きっと、あの夜、サクラが決めた【訣別】という選択の中に、俺の事も含まれていたように思えてならない。


俺自身、一人で迎えた朝に、そのことに気付いていた気がする。


ただ、それほど、悲観することはしなかった。


なぜなら、それは、俺とサクラの相性や、好意の問題とは別の所にある問題で、つまり、巡り合わせの話だから。


そして、それは、とても大事な問題でもある。


サクラの中で新しく始まった物語の中に、既に退場した俺が、再登場する機会は残されてはいないだろう。


そんなことをぼんやりと考えていると、


ふと、脳裏に甦るのは、サクラと会う前に自分で口ずさんでいたメロディーだった。



サクラ、舞い散る中に忘れた記憶と、

君の声が戻ってくる。

吹き止まないハルの風、あの頃のままで。

ひゅるりーら。

ひゅるりーら。

ひゅるりーら。





おしまい



************
 

ひゅるりーら~。





余韻がちょっと残ってる中、急にテンション変えて申し訳ないんですけど…


終わったんですけど!!笑


やった~ヾ(*´∇`*)ノ 


しかも、まさかの5月中に!!!(`・ω・´)キリッ


何?俺?すごくない?


やればできるじゃん!!


これくらい仕事ちゃんとやったらな~。


…きっとホテルの部屋のランクも上がって女の子も喜ぶんだろうけどなー←おいw


ってことで、長々と連載しちゃってました、サクラとの話はこれでおしまいです。


まぁ、今回は、エロ描写のある回も少なかったですし、退屈させてしまったのかな~って気もしますけど、じっくりと時間をかけてちょっとずつ書いてくとどうなるのかな?っていう部分を自分でも試してみたかったってのがありまして。


ちょっと今回はこういうテイストになってしまいました。


あんまりいないとは思いますが、楽しみにしてくれてた方、遅い更新でやきもきさせちゃったらごめんなさい(´・ω・`)


まぁ、謝ってはみたものの、次回から頑張るとかそういう類の話は一切しないところをみると…


どうやら、次の話もゆっくり更新になりそうな模様です(●^ω^)♪←わるびれずw


さて、(いるのかどうかわからないけど…)
ご質問や、ご相談がある方で、mixiアカウントお持ちの方は、
こちらからメッセなどいただけるとタイムリーにお返事できると思います( ^ω^ )
(一番ログインが頻繁です)


目次へ戻る


【PC、スマホ用】ハルキmixiページ
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=35480421


【携帯用】ハルキmixiページ
http://m.mixi.jp/show_profile.pl?id=35480421


【メール】
n.show.g@hotmail.co.jp


関連記事
Secret

TrackBackURL
→http://halunote3.blog22.fc2.com/tb.php/160-c051b7dc
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。