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ドリンクを3つを持って帰って来る頃に、友達は、青嬢の隣に腰を降ろしてすでに語り込んでいる。口々に「ありがとー」と言ってる3人にそれぞれにドリンクを渡し、僕は黒嬢の隣に腰掛ける。


黒嬢「なんかウェイターやらせてスイマセンでした(笑)」

僕「あっいいですよー。基本的にパシリくらいしかできないんで~(笑)」

黒嬢「アハハ!でも、ナンパもお上手じゃないですか?(笑)」

僕「…Σ(・Д・ノ)ノ なんてことを仰るんだ!このお嬢さんは(笑)」

黒嬢「え?違うんですか?」

僕「いや、声掛けるのすごく緊張したし、君ら2人じゃなかったら声かけなかったよ」

黒嬢「…ほらっそういうところがなんかすごい慣れてる感じ(笑)」

僕「ってコラー!!ヾ(>д<*)ノそんな事いったらキリ無いじゃん!!笑」

黒嬢「アハハ、冗談ですよー(笑)」

僕「そういえば、お2人はお名前なんていうの?」

黒嬢の名前は、サトミといった。青嬢はユキエ。2人とも26歳で、サトミは某直接金融系の会社に勤める、営業ウーマン。ユキエは、アロマセラピストとのことだった。


壁際に並べられた椅子に、

僕 サ ユ 友

の順に並んで座り、最初のうちこそ、僕と友達が、覗き込むような体勢になって、4人で話をしていたが、次第にそれぞれ隣同士で話をするようになり、しばらくすると、それぞれ2人組みになって話をするようになっていた。

お互いの仕事の話や、恋愛の話をしていると、サトミのM性が垣間見れた。実際、サトミは、優秀な社会人で、大学も国立大を卒業して、今とは違う会社に新卒で入社をしたのが、リーマンショックの直前に、他の会社に転職しているという、先見の明を持っている女性だった。


上司の期待も大きく、過重なノルマを課せられているが、それでもなんだかんだやりきる、僕とは大違いな【できる子】なサトミ(笑)


聡明で、容姿も麗しく、気配りもできる、素敵な女性ではあるが…殊に恋愛の話を聞く限りでは、必ずしも素敵な恋愛をしているようには思えなかった。先ほどのM性がそうさせるような印象を僕は受けていた。


そういった、内面的なコミュニケーションをしていると、時間はあっという間に過ぎ、2次会も終焉を迎えようとしていた。…結局新郎とは、殆ど喋らない俺と友達(笑)

新郎新婦が退場の際に、僕達が4人(僕と友達とサトミとユキエ)でいるのを見た新郎は…

「あれ?なんで4人一緒なの?」と目を丸くしてた。

ちょっと、面白かったので、サトミとユキエと友達とで、一緒に「ねー」と顔を見合わせて、更に驚かせてみると、新郎新婦は更に驚いた顔をしているのに満足した僕達は、4人でケラケラと声を上げて笑った。


2次会が終わり、幹事の方達から3次会の連絡をもらい、誘われもしたが、結局、アウェーに乗り込むことになるのを恐れ(笑)、「じゃあ、4人で飲 みなおそうか?」と女性陣を誘うと、お互いちょっとだけ「どうするー?」といった相談をしていたが、特に嫌な印象を持たれていなかったららしく、「いい よー♪」ということになり、4人で会場を後にした。

大挙で、会場を後にする人の流れが外れて、4人は違う方面に向かった。飲食店を探しながら、僕と友達の馴染みの店が運よく空いていたのでそこに入店をした。


この時の席がL字型のテーブル席だったので、

  僕 ユ



こうした配置になった。

もう少しサトミと更に深堀りした話をしていたかったが、この頃になると、酒をあおり出すユキエのテンションがおかしくなりかけていて、サトミと話 をしている僕に、隣からチョッカイを出しまくってくるユキエのせいで、あまりそういう雰囲気になれずにいて、やがて終電の時間がきた。


ユキエ自身は、も「う1軒いっちゃう?」的なノリになっていたが、数ヵ月後に結婚を控えている身ということで、サトミが必死に嗜めて、僕らも、無理強いをすることなく、揃って帰路につくことにした。

しかしながら、名残惜しむ気持ちがなかったわけではないので、
ダメ元で、僕は帰り道で、サトミと並んで歩きながら、


僕「ねぇ…2人で飲もうか?」
サトミを誘った。

サ「え…?」
と、一瞬何を言ってるのか分からないという風だったが…僕は続けた。

僕「ん?いや、だってちょっと話足りなくない?笑」

サ「…うん。実は…(笑)」

僕「まぁ…今日は無理だろうから…今度にする?」

サ「んー…どうしよう…」
ちょっと迷っているようだったので、更に続ける。


僕「サトミちゃんは、ユキエちゃんと一緒に帰るの?」

サ「一緒なのは、地下鉄の改札までだよ(笑)」

僕「あ、方面違うんだ(笑)」

サ「アタシは、○○線だから」

僕「そっかー。じゃあ、ユキエちゃんが電車乗ったら、戻って来れる?」

サ「…うん。大丈夫だと思う。」
とサトミは明るく言った。

僕「じゃあ、俺ちょっと時間潰してるから、一旦みんなで解散して、戻ってこれたら連絡してよ」

サ「うん!分かった(笑)」

僕「じゃあ…これ俺の連絡先…」

といって、携帯を取り出した。

後ろでモゾモゾやってる俺らが気になるのか、

ユ「あっ!!あたしもあたしもー」

といって騒ぎ出したので、結局、4人全員連絡先を交換した。

女子2人を地下鉄の入り口まで送り、「ばいばーい♪」と足元の覚束ないユキエと、それをそっと支えるサトミに手を振りながら、サトミにちょっとだけ目配せをする。


サトミもも「うん」と小さく頷きながら、階段を下りていった。


友「2人とも可愛かったねー」
と友達。

僕「お前、ユキエちゃんて、メチャメチャタイプでしょ?笑」

友「あはっ!まあねー(笑)今度遊びに行く約束したよー」

僕「…婚約中らしいので、良識ある態度で、あそびなよ~?笑」

友「アハハ!はるきじゃあるまいし~!」

僕「ならいんんだけどさ…っておぃ!笑」

そういって、軽くハイタッチして、俺と友達もその場で解散をした。


1人になって、駅に向かう道のスクランブル交差点に、向かう当てなくも無く、立ち、人混みに紛れながら、空を見上げると、自分の吐いた息が白く空中に結露を生み出し、すぐに立ち消える。まだまだ、肌寒い夜の話。


つづく

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