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2010.11.28
ナツキ[27歳/キャバ嬢]-夏夜の浜辺は甘美なる揺りかご-Vol.3
******************************
ナ『日記の話って全部本当なんですか…?』
ナツキから届いたメールには、いつものようにコテコテな絵文字はついてなく、ただそう書かれていた。
僕は、
僕『名前と、時期意外はほぼ、本当の話だよ~』
と返した。
ナ『そうなんだ!すごい、モテるんだね~(笑)』
と返って来た。
僕『全然モテないよ(笑)会ったことあるナツキは良く知ってるだろ?笑』
ナ『ん~?どこが?女の子の扱い上手そうだったけど…?笑』
僕『…それは、まぐれだな。きっと(笑)』
そう返信をすると、それっきり、ナツキからのメールは途絶えた。
それから、しばらくナツキからの連絡はなく、僕も特に連絡をしないでいた。連絡を取り合わない間も、ナツキは何度か僕のページを見に来ているようだった。
それから、1週間くらいたった、夜の20時過ぎにナツキからmixi上でメッセージが届いた。
ナ『おひさしぶりです!良かったら今度お話ししてみませんか?無理だったら大丈夫です。今日も仕事頑張ってください』
帰宅中で、歩きながら、携帯を弄っている最中で、ちょうどmixiにログインしていたので、僕はすぐに返信した。
僕『久しぶり!いいよ~!○○○-××××-△△△△だから、ナツキが都合いい時、ワンコしてみて~掛け直すよ。』
そう返信をすると、すぐに僕の携帯が鳴り出した。
見慣れない電話番号。ナツキだと確信する。
ブーン…ブーン…
中々鳴り止まず、しばらく待っていると、設定してる鳴動時間がきたのか、着信が止んだ。そして、しばらくして、僕はその番号にかけ直した。
僕「もしもし~?お疲れ!」
ナ「あっ…どうも~。お疲れ様。もう仕事終わったの?」
僕「うん。今、帰り中だよ~。あれ?ナツキは今日、仕事休みなの?」
ナ「休み。てか、シフト割かれたの~(≧ヘ≦) 」
僕「まぁ、一番不景気の煽りをうける業界だもんね~…」
ナ「本当だよー!!またお店きてよ♪笑」
僕「…(゚Д゚ )あれ?俺、営業の電話されてる?笑」
ナ「あはは!違う違う。そういうつもりじゃないよ!」
僕「本当に?むしろ、営業されに電話掛けちゃったのかと思ったよ(笑)」
ナ「ちがうよー!…なんていうか、ハルキ君ともっかいお話ししたいなーって思ってさ。」
僕「そっか。なんかそういうの嬉しいな(笑)」
ナ「日記見てたら、癒し系だなぁ~って思ってさー。エロだけど(笑)」
僕「あはは!最後になんか中傷が入ってた?(笑)」
ナ「あれ?そう?(笑)」
僕「…ん~…で、なんかあったんかい?」
ナ「…!?なんで分かるの~?」
僕「そういう風に連絡もらうこと多いんで、なんとなく分かる(笑)」
ナ「あっそうだよねー!日記の子もみんなそうだもんね!」
僕「まぁね~(笑)それになんか、声が元気ないしな。まぁ、営業用の声しか聞いたこと無いから、これが素なのかもしれないけどさっ(笑)」
ナ「あはは!素の方がもっとしゃべるよー!(笑)」
僕「そうなんだ。じゃあー…やっぱり元気ないんだ?」
ナ「あーうん…元気なくないんだけど…なんか…」
僕「…なんか、疲れちゃった感じ?」
ナ「…うん…」
僕「それで、誰かに甘えたくなっちゃったとか?」
ナ「…かもしれない。ていうか、ゴメン…なんか…」
僕「いや、俺こそ、誘導尋問みたいでゴメン(笑)」
ナ「あはは!そんなこと無いよ。…心読んでくれて助かります(笑)」
僕「読んでない読んでない(笑)人を仙人扱いしないでください(笑)」
ナ「あはは!!ウケるねー!!仙人とかいって!!笑」
僕「てか、こんな時間に電話とか、お子さん大丈夫なの?」
ナ「あーうん。今日実家に泊まりに行ってるから大丈夫だよ~♪」
僕「そっかぁ~じゃあ、優雅な1人生活だね~(笑)」
ナ「そうなの!でも、普段忙しいのに、急に一人になっちゃうと、なんか色々考えちゃってさー(笑)」
僕「なるほど(´・ω・`)それで、寂しくてワシに電話をしてきた…と?笑」
ナ「…そうです(ノε`*)仙人様(笑)」
僕「うむ。よかろう…って!!だから、仙人ちゃいますから!(゚Д゚ )ンマー!笑」
ナ「あはははは!!…はぁ~…本当にウケるね~ハルキ君(笑)」
僕「そーお?笑 じゃあ、ご褒美ください(ノε`*)♪」
ナ「えー?なに?ご褒美って~?」
僕「んーと…じゃあナツキと今晩、一緒にご飯でも食べる券っていうのはどうでしょう?笑」
ナ「え…?」
僕「あ、もうご飯食べちゃった?」
ナ「んーん。まだ食べてないよ。てか、いいの?」
僕「いや、いいに決まってるじゃん(笑)俺から誘ってるんだし。」
ナ「え?あっ…?どうしよ?全然準備してないっ!(笑)ちょっと遅くても平気?あっでも明日も仕事だよね?あっどうしよ~!?」
僕「ちょっと落ちつこうか(笑)何時くらいになりそう?」
ナ「んー、場所にも寄るけど、9時過ぎには出れると思う…。」
僕「俺も、帰って着替えたりするから、じゃあ、21:30くらいに○○は?」
ナ「大丈夫だよ!」
僕「おっけ!じゃあ、後1時間後くらいに~」
ナ「うん!でもなんか、超緊張してきたぁ~!!」
僕「あはは。前会ってるじゃん(笑)」
ナ「だって、なんか心の準備ができてなかったんだもん!」
僕「じゃあ、そういうのも含めて、楽しもう♪俺もドキドキしながら行くよ?(*´∇`*)」
ナ「絶対嘘だー!(笑)…じゃあ、準備するね!またね!」
僕「おう!また後でね~♪」
そういって、電話を切った。
そして、携帯をポケットにしまい、大きく息を吸い込む。
…夏の夜の、むせ返るような湿気と熱気が、腹に染み渡り、体中に浸透していく。すると、それに化学反応するかのように、僕の心は、夏の匂いに躍り始めた。
つづく
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ナ『日記の話って全部本当なんですか…?』
ナツキから届いたメールには、いつものようにコテコテな絵文字はついてなく、ただそう書かれていた。
僕は、
僕『名前と、時期意外はほぼ、本当の話だよ~』
と返した。
ナ『そうなんだ!すごい、モテるんだね~(笑)』
と返って来た。
僕『全然モテないよ(笑)会ったことあるナツキは良く知ってるだろ?笑』
ナ『ん~?どこが?女の子の扱い上手そうだったけど…?笑』
僕『…それは、まぐれだな。きっと(笑)』
そう返信をすると、それっきり、ナツキからのメールは途絶えた。
それから、しばらくナツキからの連絡はなく、僕も特に連絡をしないでいた。連絡を取り合わない間も、ナツキは何度か僕のページを見に来ているようだった。
それから、1週間くらいたった、夜の20時過ぎにナツキからmixi上でメッセージが届いた。
ナ『おひさしぶりです!良かったら今度お話ししてみませんか?無理だったら大丈夫です。今日も仕事頑張ってください』
帰宅中で、歩きながら、携帯を弄っている最中で、ちょうどmixiにログインしていたので、僕はすぐに返信した。
僕『久しぶり!いいよ~!○○○-××××-△△△△だから、ナツキが都合いい時、ワンコしてみて~掛け直すよ。』
そう返信をすると、すぐに僕の携帯が鳴り出した。
見慣れない電話番号。ナツキだと確信する。
ブーン…ブーン…
中々鳴り止まず、しばらく待っていると、設定してる鳴動時間がきたのか、着信が止んだ。そして、しばらくして、僕はその番号にかけ直した。
僕「もしもし~?お疲れ!」
ナ「あっ…どうも~。お疲れ様。もう仕事終わったの?」
僕「うん。今、帰り中だよ~。あれ?ナツキは今日、仕事休みなの?」
ナ「休み。てか、シフト割かれたの~(≧ヘ≦) 」
僕「まぁ、一番不景気の煽りをうける業界だもんね~…」
ナ「本当だよー!!またお店きてよ♪笑」
僕「…(゚Д゚ )あれ?俺、営業の電話されてる?笑」
ナ「あはは!違う違う。そういうつもりじゃないよ!」
僕「本当に?むしろ、営業されに電話掛けちゃったのかと思ったよ(笑)」
ナ「ちがうよー!…なんていうか、ハルキ君ともっかいお話ししたいなーって思ってさ。」
僕「そっか。なんかそういうの嬉しいな(笑)」
ナ「日記見てたら、癒し系だなぁ~って思ってさー。エロだけど(笑)」
僕「あはは!最後になんか中傷が入ってた?(笑)」
ナ「あれ?そう?(笑)」
僕「…ん~…で、なんかあったんかい?」
ナ「…!?なんで分かるの~?」
僕「そういう風に連絡もらうこと多いんで、なんとなく分かる(笑)」
ナ「あっそうだよねー!日記の子もみんなそうだもんね!」
僕「まぁね~(笑)それになんか、声が元気ないしな。まぁ、営業用の声しか聞いたこと無いから、これが素なのかもしれないけどさっ(笑)」
ナ「あはは!素の方がもっとしゃべるよー!(笑)」
僕「そうなんだ。じゃあー…やっぱり元気ないんだ?」
ナ「あーうん…元気なくないんだけど…なんか…」
僕「…なんか、疲れちゃった感じ?」
ナ「…うん…」
僕「それで、誰かに甘えたくなっちゃったとか?」
ナ「…かもしれない。ていうか、ゴメン…なんか…」
僕「いや、俺こそ、誘導尋問みたいでゴメン(笑)」
ナ「あはは!そんなこと無いよ。…心読んでくれて助かります(笑)」
僕「読んでない読んでない(笑)人を仙人扱いしないでください(笑)」
ナ「あはは!!ウケるねー!!仙人とかいって!!笑」
僕「てか、こんな時間に電話とか、お子さん大丈夫なの?」
ナ「あーうん。今日実家に泊まりに行ってるから大丈夫だよ~♪」
僕「そっかぁ~じゃあ、優雅な1人生活だね~(笑)」
ナ「そうなの!でも、普段忙しいのに、急に一人になっちゃうと、なんか色々考えちゃってさー(笑)」
僕「なるほど(´・ω・`)それで、寂しくてワシに電話をしてきた…と?笑」
ナ「…そうです(ノε`*)仙人様(笑)」
僕「うむ。よかろう…って!!だから、仙人ちゃいますから!(゚Д゚ )ンマー!笑」
ナ「あはははは!!…はぁ~…本当にウケるね~ハルキ君(笑)」
僕「そーお?笑 じゃあ、ご褒美ください(ノε`*)♪」
ナ「えー?なに?ご褒美って~?」
僕「んーと…じゃあナツキと今晩、一緒にご飯でも食べる券っていうのはどうでしょう?笑」
ナ「え…?」
僕「あ、もうご飯食べちゃった?」
ナ「んーん。まだ食べてないよ。てか、いいの?」
僕「いや、いいに決まってるじゃん(笑)俺から誘ってるんだし。」
ナ「え?あっ…?どうしよ?全然準備してないっ!(笑)ちょっと遅くても平気?あっでも明日も仕事だよね?あっどうしよ~!?」
僕「ちょっと落ちつこうか(笑)何時くらいになりそう?」
ナ「んー、場所にも寄るけど、9時過ぎには出れると思う…。」
僕「俺も、帰って着替えたりするから、じゃあ、21:30くらいに○○は?」
ナ「大丈夫だよ!」
僕「おっけ!じゃあ、後1時間後くらいに~」
ナ「うん!でもなんか、超緊張してきたぁ~!!」
僕「あはは。前会ってるじゃん(笑)」
ナ「だって、なんか心の準備ができてなかったんだもん!」
僕「じゃあ、そういうのも含めて、楽しもう♪俺もドキドキしながら行くよ?(*´∇`*)」
ナ「絶対嘘だー!(笑)…じゃあ、準備するね!またね!」
僕「おう!また後でね~♪」
そういって、電話を切った。
そして、携帯をポケットにしまい、大きく息を吸い込む。
…夏の夜の、むせ返るような湿気と熱気が、腹に染み渡り、体中に浸透していく。すると、それに化学反応するかのように、僕の心は、夏の匂いに躍り始めた。
つづく
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