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2010.11.28
マナ[22歳/キャバ嬢]-開かれた閉塞感に包まれて-Vol.3
******************************
マ「桜が見たい!!!」
…
ファミレスを出て、手を繋ぎながら車に戻る。エンジンを掛けて、次の予定について話をしながら、色々アイディアを出し合っていると、マナが突然言い出したセリフがこれだ(笑)
時期は、まだ肌寒い、3月の終わりだが、もう10日もすれば、花が芽吹き始めることを、今朝のニュースでもやっていた。マナもその事を見聞きしていたのだろう。
突然、とんでもなくいいアイディアを思いついたような、笑顔を湛えながら、こう宣言した(笑)
…夜桜…(´・ω・`)…悪くないなぁ(= ´艸`)と思った僕は、
僕「おぉ~!いいね!それ!でも…この辺の花見スポットとか、分かる?」
マ「んーん(´・ω・`)しらない。」
僕「お、おま…(笑)じゃあ、ちょっと調べるから待ってて~」
といって携帯で、桜の花見が出来る場所を調べ始める。なんとなく…それらしきものがヒットしたので、現在地からなるべく近い場所を見繕って、ナビの設定を行う僕。
ということで…突然ですが【夜桜、愛でツアー】が開催される運びとなったわけでございます(*´∇`*)メデタシメデタシ。
って全然めでたくない事態が起こりまして。ええ。
なんていうの…あれ?
なんだっけ?あれ…
そう!
…
…桜の花見スポット
…クソ遠い(゚Д゚ )アボーン!!(笑)
まぁ只今の時刻は、3時ですよ。(未明ですよ?)
ていうか、前日の朝の7時くらいに起床してまして、1日仕事して、さっき、帰宅したわけですよ。もう、結構眠いわけですよ。なのに、ここから1時間半かけて、桜を見にいって、1時間半かけて帰ってきて、1時間半かけて、家に帰るっていう。
なに?この仕打ち?( ノД`)シクシク…的な(笑)
最低でも約5時間の運転が余儀なくされるっていう…この悪魔的スケジュールのプランナーは、とっても陽気に、ルンルン♪してます(笑)
マ「花見だー!行きたかったんだよね~!!」
とか言って、結構ゴキゲンなご様子( ノД`)シクシク…
こんなに喜んでくれてるなら…まぁいっか(ノε`*)ってことで、ドライブしながら、ナビにしたがって花見スポットへと向かいます。
ええ、さっきまでのテンションはどこへやら。走り始めて30分後には、シートで可愛らしい寝息を立ててるマナ(゚Д゚ )アボーン!!笑
そんなマナに冷たい視線を浴びせながら、(まぁ当然その視線は跳ね返されまして)僕は仕方ないので、眠い目を擦りながら、運転を続けて…1時間後、なんとか到着。辺りはちょっとずつ白み始めてますね(笑)
ギアをパーキングに移して、シートベルトを外し隣に目をやって
僕「着いたよ…?」
といって、マナを起こす。
マ「ん?」
とかいってゆっくり目を開けるマナ。
マ「あら…寝ちゃった…(ノε`*)」
とかいって、はにかみながら微笑むマナのおでこにチュってなんの前触れもなくキスをしてみる。
マ「んっ?何?」
ってちょっとキョドりながら平静を装うマナ。
僕「んーん、寝た罰(笑)」
マ「あはっ…そか…ごめ…」
僕「おし。いこうぜ?夜桜…っていうか、朝桜(笑)」
なんかを言いかけたマナの言葉を遮るようなタイミングで僕は言う。すると
マ「うん!!!」
そういって元気に起き出すマナ。
エンジンを切って、ドアを開けると、冷たい空気が入ってくる。
マナ「さむーい!!!」
確かに寒い。当然触れて、脳内から眠気が胡散するように逃げていくわけだが…
僕「ねむーい…(´・ω・`)」
といって、マナに当て付けのように言ってみると…
マ「マナはねむくなーい!!アハハ!笑」
といって笑ってらっしゃいました(笑)
桜並木を見上げながら、路駐した車から離れ始める僕とマナ。街道沿いに植えられた桜の木々は、まっすぐに伸びる街道を彩りる為に並んでいた。
その花の蕾は…もちろん開き始めているものあるが、概ねまだ閉じた状態。それでも…薄紅色を点々と薄暗い、濃い青紫をした空に映えさせる。
その並木街道にはほとんど車どおりも人通りもない。まだ未明の4時半前だから当然といえば当然だが。
澄んだ空気の中を、春の訪れを予感させる、薄紅色の蕾達に見守られてるように僕とマナは、誰もいない街道を、僕らの足音だけ響かせながら、散策を始めた。
僕は、マナに手を差し出す。マナも自然と手を握り返す。
息は白く、空は紫。桜の蕾は薄紅色なら、僕とマナは何色だ?まぁ何色でもいいや。あの桜の木は結構咲いてるな~。じゃあ、あそこの大きな木の下ま でいったらマナにキスをしてみよう。寝ぼけた頭で支離滅裂なことを…次から次へと去来させながら、僕はマナの手を握り、街道を(それも車道のど真ん中を) コツコツ、コツコツ…と歩いていく。
つづく
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マ「桜が見たい!!!」
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ファミレスを出て、手を繋ぎながら車に戻る。エンジンを掛けて、次の予定について話をしながら、色々アイディアを出し合っていると、マナが突然言い出したセリフがこれだ(笑)
時期は、まだ肌寒い、3月の終わりだが、もう10日もすれば、花が芽吹き始めることを、今朝のニュースでもやっていた。マナもその事を見聞きしていたのだろう。
突然、とんでもなくいいアイディアを思いついたような、笑顔を湛えながら、こう宣言した(笑)
…夜桜…(´・ω・`)…悪くないなぁ(= ´艸`)と思った僕は、
僕「おぉ~!いいね!それ!でも…この辺の花見スポットとか、分かる?」
マ「んーん(´・ω・`)しらない。」
僕「お、おま…(笑)じゃあ、ちょっと調べるから待ってて~」
といって携帯で、桜の花見が出来る場所を調べ始める。なんとなく…それらしきものがヒットしたので、現在地からなるべく近い場所を見繕って、ナビの設定を行う僕。
ということで…突然ですが【夜桜、愛でツアー】が開催される運びとなったわけでございます(*´∇`*)メデタシメデタシ。
って全然めでたくない事態が起こりまして。ええ。
なんていうの…あれ?
なんだっけ?あれ…
そう!
…
…桜の花見スポット
…クソ遠い(゚Д゚ )アボーン!!(笑)
まぁ只今の時刻は、3時ですよ。(未明ですよ?)
ていうか、前日の朝の7時くらいに起床してまして、1日仕事して、さっき、帰宅したわけですよ。もう、結構眠いわけですよ。なのに、ここから1時間半かけて、桜を見にいって、1時間半かけて帰ってきて、1時間半かけて、家に帰るっていう。
なに?この仕打ち?( ノД`)シクシク…的な(笑)
最低でも約5時間の運転が余儀なくされるっていう…この悪魔的スケジュールのプランナーは、とっても陽気に、ルンルン♪してます(笑)
マ「花見だー!行きたかったんだよね~!!」
とか言って、結構ゴキゲンなご様子( ノД`)シクシク…
こんなに喜んでくれてるなら…まぁいっか(ノε`*)ってことで、ドライブしながら、ナビにしたがって花見スポットへと向かいます。
ええ、さっきまでのテンションはどこへやら。走り始めて30分後には、シートで可愛らしい寝息を立ててるマナ(゚Д゚ )アボーン!!笑
そんなマナに冷たい視線を浴びせながら、(まぁ当然その視線は跳ね返されまして)僕は仕方ないので、眠い目を擦りながら、運転を続けて…1時間後、なんとか到着。辺りはちょっとずつ白み始めてますね(笑)
ギアをパーキングに移して、シートベルトを外し隣に目をやって
僕「着いたよ…?」
といって、マナを起こす。
マ「ん?」
とかいってゆっくり目を開けるマナ。
マ「あら…寝ちゃった…(ノε`*)」
とかいって、はにかみながら微笑むマナのおでこにチュってなんの前触れもなくキスをしてみる。
マ「んっ?何?」
ってちょっとキョドりながら平静を装うマナ。
僕「んーん、寝た罰(笑)」
マ「あはっ…そか…ごめ…」
僕「おし。いこうぜ?夜桜…っていうか、朝桜(笑)」
なんかを言いかけたマナの言葉を遮るようなタイミングで僕は言う。すると
マ「うん!!!」
そういって元気に起き出すマナ。
エンジンを切って、ドアを開けると、冷たい空気が入ってくる。
マナ「さむーい!!!」
確かに寒い。当然触れて、脳内から眠気が胡散するように逃げていくわけだが…
僕「ねむーい…(´・ω・`)」
といって、マナに当て付けのように言ってみると…
マ「マナはねむくなーい!!アハハ!笑」
といって笑ってらっしゃいました(笑)
桜並木を見上げながら、路駐した車から離れ始める僕とマナ。街道沿いに植えられた桜の木々は、まっすぐに伸びる街道を彩りる為に並んでいた。
その花の蕾は…もちろん開き始めているものあるが、概ねまだ閉じた状態。それでも…薄紅色を点々と薄暗い、濃い青紫をした空に映えさせる。
その並木街道にはほとんど車どおりも人通りもない。まだ未明の4時半前だから当然といえば当然だが。
澄んだ空気の中を、春の訪れを予感させる、薄紅色の蕾達に見守られてるように僕とマナは、誰もいない街道を、僕らの足音だけ響かせながら、散策を始めた。
僕は、マナに手を差し出す。マナも自然と手を握り返す。
息は白く、空は紫。桜の蕾は薄紅色なら、僕とマナは何色だ?まぁ何色でもいいや。あの桜の木は結構咲いてるな~。じゃあ、あそこの大きな木の下ま でいったらマナにキスをしてみよう。寝ぼけた頭で支離滅裂なことを…次から次へと去来させながら、僕はマナの手を握り、街道を(それも車道のど真ん中を) コツコツ、コツコツ…と歩いていく。
つづく
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