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2011.02.22
ルイ[22歳/飲食関係]-跡を濁した立鳥物語-Vol.1
“立つ鳥跡を濁さず”
日本にはこういう諺がありますよね。意味は、「立ち去る人は、きれいに後始末をしなきゃいけませんよ~」だとか、「退きぎわが潔く、スマートでカッコイイ人の例え」だったり…まぁ、そういう感じのニュアンスですね。
僕は峻烈というか、凛とした悲壮感がある印象で使っています。もじってる竹取物語の音感もそうです。なのに…意味は逆説的に使ってます。どっちかというと…ホワンっ(*´∇`*)って感じで(笑)
…なんか、ちょっとおかしな日本語使ってしまったので、しばらくの間、(´・ω・`)君と(・∀・)君の【しょーもない問答】をお楽しみください←新しい試み(笑)
(´・ω・`)「逆説的ってことは悪い意味で使ってるの?」
(・∀・)「悪い意味で使ってはいないよ!とてもいい意味で使っているんだよ」
(´・ω・`)「なんで良い意味なの?後始末をしないことが良い事なの?」
(・∀・)「後片付けしないことが良い事なわけじゃないよ」
(´・ω・`)「じゃあ、何が良いの?」
(・∀・)「後に残っていたものがとてもいいものだったんだよっ」
(´・ω・`)「ふーん。そうなんだ…。ねぇ、一体何を残していったの?」
(・∀・)「それはね、明確に形があるものではないんだよ。」
(´・ω・`)「形がない…もの?」
(・∀・)「そう!だから、これからする話を読んでみて、感じてもらいたいんだ。一体、何が残されていったのかをね。読んだ人それぞれに違ったモノが残るかもしれないしねっ!」
(´・ω・`)「…変なのー!でもちょっと、面白そうだねっ…じゃあ、読んでみようかな~」
…
…っていうことで、立鳥物語、はじまりぃはじまりぃ~(・∀・)イイ♪
(とんだ、茶番ですいません。本編はガチで参ります)
******************************
何年か前の話。
晩秋から初冬に緩やかに移ろい行きながら、街行く人の装いもちょっと厚みを増していく頃。時刻はPM2:00を回り、ポカポカした陽光がとても心地よい眠りを誘う(まぁ寝ちゃダメだけど)、そんな小春日和の穏やかな午後に、僕はルイと初対面を果たした。
待ち合わせの時間になって、電話でお互いの位置を確認した所、まったく逆の出口でそれぞれ待ってた事が発覚し(事前に確認しろw)、お互いに電話の受話器を耳に当てながら、駅舎の階段を上がりデッキを渡る。
コツッコツッと小気味良い足音が受話器の向うから聞こえてくる。広く見渡せるデッキに出ると、人通りが割りと少なく、見晴らしがとてもいい。僕はド近眼ながらも、すぐにルイの人影を発見する。(それくらい人が少なかった笑)受話器を持つ、明るい色の服を着た女の子。
100mくらい向うから歩いてくる。僕は軽く手を上げて合図を送りその子に向かって歩き出す。距離は縮まり、50m、30mとドンドン近づいてくる。向うも完全に僕に気付いてるだろう。
そして…3mほどの距離に来てようやく、はっきりとルイの顔が見えた(近眼すぎやろっw)
…
…え?(゚Д゚ )!!!っ!!!
…
…続きは番組の後半で…(= ´艸`)←意地悪w
まぁ、ちょっと落ち着こう。ルイとの対面の話の前に、僕がルイがこうして初対面を果たすことになった経緯をすこしだけ。
ルイは僕の日記を読んで感想を教えてくれた22歳で、地方出身だけど、今は関東で暮らしてる、飲食関係の仕事をしてる女の子。僕の色んな日記を読んでくれていたらしく、ある時ルイがくれたメッセをきっかけにやり取りをするようになった。
ル「ハルキさん、色々楽しそうで羨ましいです!笑」とルイ。
僕「え?ルイちゃんは、イベント発生してないの?」と僕
ル「ぜんっッ全、イベント発生しないです(´;ω;`)もう結構長いこと…。」
僕「そっかぁ~おかしいな…こんなに出会いに満ちてるのに(´・ω・`)」
ル「あはは。きっとハルキさんだけですよ(笑)」
僕「あっでも…ルイにももう、イベント起きちゃうよ?(笑)俺に連絡しちゃったんだから(笑)」
ル「本当ですか!?(= ´艸`)あっでもアタシ…」
とルイはちょっとだけ表情を曇らせた(ような気がした…まぁメッセなんでw)
事情を聞くと、この時、ルイは僕と同じ地域に住んでいたんだけど…実はわけあって、今住んでいる所を引き払うことが決まっていた。あと数日もしない内に実家に帰るとのことだった。
僕「そうなんだ。。。因みにいつまでこっちにいるの??」
ル「○○日です」
それは、その日からもう残り1週間を切っていた。少しだけ考えて、ルイがこっちを発つ前日、僕が時間を作れる旨を…
僕「じゃあ…○○日(帰る日の前日)こっちでのラストイベント…発生させちゃおっかなぁ~( ̄ー ̄)ニヤリッ?」
と伝えると
ル「はい!発生させちゃってください!!!(*´∇`*)」
と期待に胸を躍らせて、ルイは返事をくれた。こうして、ルイと僕は会うことに決めた。
その後、やり取りを少しずつ続けながら、ルイは最後の出勤を終え、引越しの準備に追われる中、時間は流れ、ルイと会う日がやってきた。
午後からの約束だったので、僕も午前中は仕事に追われ、っていうか、ちょっと追われまくって約束の時間が迫っていた。ようやく仕事の区切りがついて、僕はルイと待ち合わせの駅に向かう。道がちょっとだけ混んでて、ギリギリ(ちょっとすぎた?)になって駅に着く。慌てて、僕はルイに連絡を入れた。
プルルルル…プルルルル…ガチャっ
僕「もしもし~?」
ル「あっ…もしもし…」
とても可愛らしい感じの声が受話器の向うから聞こえてくる。
僕「はじめまして…遅くなってゴメンネ!」
ル「いや、大丈夫です。今どちらですか~?」
僕「えっとね…駅のロータリーにいるよ。○○っていうコンビニの前あたり」
ル「○○…?ん?どこだろ…?」
僕「他に○○(カフェ)がすぐ隣にある」
ル「「…あれ?もしかしたら反対かも…(笑)」
僕「あっ…まじかっ…ごめん。じゃあ、すぐそっち側いくよ!」
ル「私も、そっち側に向かいますっ」
僕「了解!じゃあ、せっかくだから電話しながらお互い向かおうか(笑)」
といって談笑をしながら待ち合わせ場所に向かった。
とかこっちから言い出したくせに、階段を昇りながら、息がゼイゼイ切れててまったく会話が出来なかったのは言うまでもない…(。-`ω´-)
そして…デッキまで出て、僕はルイを見つけ、ちょっとだけ手を上げる。ルイも僕に気付いてこっちに向かって歩いてくる。僕らの距離は次第に縮まり、ついにルイと対面を果たした。
…僕はルイを目の前にして、予想以上に魅力的なルイの姿に少しだけ戸惑ってしまった。
僕の目の前に立っていたのは、すらっとしてて、黒目がちの目がクリクリっとしててとっても愛らしい感じの女の子。そのいでたちは…ミニスカートから伸びるすらっとした足が、目が粗めの編タイで覆われてて、そのままルーズソックスみたいなレッグウォーマーとブーティに収まっていくという…至る所に散りばめられた、可愛らしさとエロさのギャップの数々。
色白で清純な顔立ちと声。そして、眼差し。それなのに、格好や表情は、とても官能的なルイ。変な意味ではなく、少女のような潔白さと、いやらしい牝っぽさが、同居してるというそのブレ幅の大きさがとても魅力的に僕の目に映った。
…という僕の内面の激しい葛藤はおくびも外に出さずに(笑)僕はルイに会釈をして、ルイの隣を歩き出す。
元々、とりあえずノープランで、特に目的もなく、なので、お互いに少し緊張していて、ぎこちなかったので、ファミレスのような所で、すこしだけアイスブレークできる場所があればいいなぁ~と淡い期待を胸に、ルイが待っていた側の出口に下りて、その辺を散策するも、周囲にまったく店がないことを肉眼で確認(`・ω・´)キリッ(泣)
…ちょっと追い詰められた僕は(勝手に追い詰められてる奴w)…苦肉の策で反対側の出口(元々僕がいた出口)に渡って、僕が最初にいたカフェでお茶をすることを提案すると、なんの苦言も呈さずに、
ル「いいですよー」
と快諾してくれるルイ。君は天使かっ。ありがとう。うっう゛…(´;ω;`)
そこで、ようやく腰を落ち着けてルイとお話しをする。ルイの昔の話。今の話。これからの話。僕の話。他愛も無い話だけど、なんのバックグラウンドが無い僕とルイにはやっぱり必要な時間。
ルイの表情がちょっとだけ和らいで、僕が言った冗談に、メッセでしていたように反応してくれるようになる頃、僕はルイをドライブに誘って、店を出た。
時刻は3時ちょっと前くらい。黄昏前のとても穏やかな午後の日差しは、金色の粒子を僕とルイを注いでくれていた。
つづく
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日本にはこういう諺がありますよね。意味は、「立ち去る人は、きれいに後始末をしなきゃいけませんよ~」だとか、「退きぎわが潔く、スマートでカッコイイ人の例え」だったり…まぁ、そういう感じのニュアンスですね。
僕は峻烈というか、凛とした悲壮感がある印象で使っています。もじってる竹取物語の音感もそうです。なのに…意味は逆説的に使ってます。どっちかというと…ホワンっ(*´∇`*)って感じで(笑)
…なんか、ちょっとおかしな日本語使ってしまったので、しばらくの間、(´・ω・`)君と(・∀・)君の【しょーもない問答】をお楽しみください←新しい試み(笑)
(´・ω・`)「逆説的ってことは悪い意味で使ってるの?」
(・∀・)「悪い意味で使ってはいないよ!とてもいい意味で使っているんだよ」
(´・ω・`)「なんで良い意味なの?後始末をしないことが良い事なの?」
(・∀・)「後片付けしないことが良い事なわけじゃないよ」
(´・ω・`)「じゃあ、何が良いの?」
(・∀・)「後に残っていたものがとてもいいものだったんだよっ」
(´・ω・`)「ふーん。そうなんだ…。ねぇ、一体何を残していったの?」
(・∀・)「それはね、明確に形があるものではないんだよ。」
(´・ω・`)「形がない…もの?」
(・∀・)「そう!だから、これからする話を読んでみて、感じてもらいたいんだ。一体、何が残されていったのかをね。読んだ人それぞれに違ったモノが残るかもしれないしねっ!」
(´・ω・`)「…変なのー!でもちょっと、面白そうだねっ…じゃあ、読んでみようかな~」
…
…っていうことで、立鳥物語、はじまりぃはじまりぃ~(・∀・)イイ♪
(とんだ、茶番ですいません。本編はガチで参ります)
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何年か前の話。
晩秋から初冬に緩やかに移ろい行きながら、街行く人の装いもちょっと厚みを増していく頃。時刻はPM2:00を回り、ポカポカした陽光がとても心地よい眠りを誘う(まぁ寝ちゃダメだけど)、そんな小春日和の穏やかな午後に、僕はルイと初対面を果たした。
待ち合わせの時間になって、電話でお互いの位置を確認した所、まったく逆の出口でそれぞれ待ってた事が発覚し(事前に確認しろw)、お互いに電話の受話器を耳に当てながら、駅舎の階段を上がりデッキを渡る。
コツッコツッと小気味良い足音が受話器の向うから聞こえてくる。広く見渡せるデッキに出ると、人通りが割りと少なく、見晴らしがとてもいい。僕はド近眼ながらも、すぐにルイの人影を発見する。(それくらい人が少なかった笑)受話器を持つ、明るい色の服を着た女の子。
100mくらい向うから歩いてくる。僕は軽く手を上げて合図を送りその子に向かって歩き出す。距離は縮まり、50m、30mとドンドン近づいてくる。向うも完全に僕に気付いてるだろう。
そして…3mほどの距離に来てようやく、はっきりとルイの顔が見えた(近眼すぎやろっw)
…
…え?(゚Д゚ )!!!っ!!!
…
…続きは番組の後半で…(= ´艸`)←意地悪w
まぁ、ちょっと落ち着こう。ルイとの対面の話の前に、僕がルイがこうして初対面を果たすことになった経緯をすこしだけ。
ルイは僕の日記を読んで感想を教えてくれた22歳で、地方出身だけど、今は関東で暮らしてる、飲食関係の仕事をしてる女の子。僕の色んな日記を読んでくれていたらしく、ある時ルイがくれたメッセをきっかけにやり取りをするようになった。
ル「ハルキさん、色々楽しそうで羨ましいです!笑」とルイ。
僕「え?ルイちゃんは、イベント発生してないの?」と僕
ル「ぜんっッ全、イベント発生しないです(´;ω;`)もう結構長いこと…。」
僕「そっかぁ~おかしいな…こんなに出会いに満ちてるのに(´・ω・`)」
ル「あはは。きっとハルキさんだけですよ(笑)」
僕「あっでも…ルイにももう、イベント起きちゃうよ?(笑)俺に連絡しちゃったんだから(笑)」
ル「本当ですか!?(= ´艸`)あっでもアタシ…」
とルイはちょっとだけ表情を曇らせた(ような気がした…まぁメッセなんでw)
事情を聞くと、この時、ルイは僕と同じ地域に住んでいたんだけど…実はわけあって、今住んでいる所を引き払うことが決まっていた。あと数日もしない内に実家に帰るとのことだった。
僕「そうなんだ。。。因みにいつまでこっちにいるの??」
ル「○○日です」
それは、その日からもう残り1週間を切っていた。少しだけ考えて、ルイがこっちを発つ前日、僕が時間を作れる旨を…
僕「じゃあ…○○日(帰る日の前日)こっちでのラストイベント…発生させちゃおっかなぁ~( ̄ー ̄)ニヤリッ?」
と伝えると
ル「はい!発生させちゃってください!!!(*´∇`*)」
と期待に胸を躍らせて、ルイは返事をくれた。こうして、ルイと僕は会うことに決めた。
その後、やり取りを少しずつ続けながら、ルイは最後の出勤を終え、引越しの準備に追われる中、時間は流れ、ルイと会う日がやってきた。
午後からの約束だったので、僕も午前中は仕事に追われ、っていうか、ちょっと追われまくって約束の時間が迫っていた。ようやく仕事の区切りがついて、僕はルイと待ち合わせの駅に向かう。道がちょっとだけ混んでて、ギリギリ(ちょっとすぎた?)になって駅に着く。慌てて、僕はルイに連絡を入れた。
プルルルル…プルルルル…ガチャっ
僕「もしもし~?」
ル「あっ…もしもし…」
とても可愛らしい感じの声が受話器の向うから聞こえてくる。
僕「はじめまして…遅くなってゴメンネ!」
ル「いや、大丈夫です。今どちらですか~?」
僕「えっとね…駅のロータリーにいるよ。○○っていうコンビニの前あたり」
ル「○○…?ん?どこだろ…?」
僕「他に○○(カフェ)がすぐ隣にある」
ル「「…あれ?もしかしたら反対かも…(笑)」
僕「あっ…まじかっ…ごめん。じゃあ、すぐそっち側いくよ!」
ル「私も、そっち側に向かいますっ」
僕「了解!じゃあ、せっかくだから電話しながらお互い向かおうか(笑)」
といって談笑をしながら待ち合わせ場所に向かった。
とかこっちから言い出したくせに、階段を昇りながら、息がゼイゼイ切れててまったく会話が出来なかったのは言うまでもない…(。-`ω´-)
そして…デッキまで出て、僕はルイを見つけ、ちょっとだけ手を上げる。ルイも僕に気付いてこっちに向かって歩いてくる。僕らの距離は次第に縮まり、ついにルイと対面を果たした。
…僕はルイを目の前にして、予想以上に魅力的なルイの姿に少しだけ戸惑ってしまった。
僕の目の前に立っていたのは、すらっとしてて、黒目がちの目がクリクリっとしててとっても愛らしい感じの女の子。そのいでたちは…ミニスカートから伸びるすらっとした足が、目が粗めの編タイで覆われてて、そのままルーズソックスみたいなレッグウォーマーとブーティに収まっていくという…至る所に散りばめられた、可愛らしさとエロさのギャップの数々。
色白で清純な顔立ちと声。そして、眼差し。それなのに、格好や表情は、とても官能的なルイ。変な意味ではなく、少女のような潔白さと、いやらしい牝っぽさが、同居してるというそのブレ幅の大きさがとても魅力的に僕の目に映った。
…という僕の内面の激しい葛藤はおくびも外に出さずに(笑)僕はルイに会釈をして、ルイの隣を歩き出す。
元々、とりあえずノープランで、特に目的もなく、なので、お互いに少し緊張していて、ぎこちなかったので、ファミレスのような所で、すこしだけアイスブレークできる場所があればいいなぁ~と淡い期待を胸に、ルイが待っていた側の出口に下りて、その辺を散策するも、周囲にまったく店がないことを肉眼で確認(`・ω・´)キリッ(泣)
…ちょっと追い詰められた僕は(勝手に追い詰められてる奴w)…苦肉の策で反対側の出口(元々僕がいた出口)に渡って、僕が最初にいたカフェでお茶をすることを提案すると、なんの苦言も呈さずに、
ル「いいですよー」
と快諾してくれるルイ。君は天使かっ。ありがとう。うっう゛…(´;ω;`)
そこで、ようやく腰を落ち着けてルイとお話しをする。ルイの昔の話。今の話。これからの話。僕の話。他愛も無い話だけど、なんのバックグラウンドが無い僕とルイにはやっぱり必要な時間。
ルイの表情がちょっとだけ和らいで、僕が言った冗談に、メッセでしていたように反応してくれるようになる頃、僕はルイをドライブに誘って、店を出た。
時刻は3時ちょっと前くらい。黄昏前のとても穏やかな午後の日差しは、金色の粒子を僕とルイを注いでくれていた。
つづく
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