2012.04.07
サクラ[23歳/秘書]-ケツベツという始まり方-Vol.5
*************
ネオンの中に吸い込まれていった俺とサクラを出迎えたのは…
『いらっしゃいませー!!』
という元気でハキハキとした掛け声だった。
『こちらを記載して、お待ちくださいっ!』
そう言われるがままに、名前と利用時間と俺とサクラの年齢を用紙に記入すると、俺とサクラは、店内の片隅で名前を呼ばれるのを待つことにした。
そう。俺とサクラは、カラオケボックスにきた。
…
…え?誰ですか?
ラ○ホにいったんじゃないのか?とか言うのは。
あのねー。いくら、俺があれだからって(誰がどれだって?w)
そんなよく知りもしない女の子を、そんないかがわしいとこに連れ込むわけないじゃないですか。まったくもう(。-`ω´-) ←盗人猛々しいとはこのことw
っていうのは、まぁ、冗談ですけど、なんていうんだろ。
この時、多分俺は、サクラを抱きたいって思ってなかったんだと思う。
勿論、前述の通りで、サクラを魅力的に感じていたとは思う。
ただ、それだけで、欲情するってわけでもない。
ずいぶん、かっこつけた言い方をすると、自分の中で、“俺がサクラを抱く理由”っていうのを、明確にしたかったのかもしれない。
…
自分で言っといてなんだけど、なんとまぁ詭弁臭がプンプンすることw
いちいち、そんな事を考えてるわけじゃないし、実際本能のままに口を吸い、体を重ねることの方が多いけど(笑)
ただ、俺の意志だけじゃなくて、サクラの意思…つまり“自分がこの男に抱かれる理由”っていうのもこの場合とっても重要なことでね。
結果的に、このカラ屋の個室の中でそれが明確になったわけだから、俺の判断は間違っていなかったのかしれない。
ってことで…とにもかくにも、俺とサクラはカラオケに河岸を移し、個室に案内をされると、成分が極めて薄いアルコール飲料で、再び乾杯することにした。
…
ネオンの中に吸い込まれていった俺とサクラを出迎えたのは…
『いらっしゃいませー!!』
という元気でハキハキとした掛け声だった。
『こちらを記載して、お待ちくださいっ!』
そう言われるがままに、名前と利用時間と俺とサクラの年齢を用紙に記入すると、俺とサクラは、店内の片隅で名前を呼ばれるのを待つことにした。
そう。俺とサクラは、カラオケボックスにきた。
…
…え?誰ですか?
ラ○ホにいったんじゃないのか?とか言うのは。
あのねー。いくら、俺があれだからって(誰がどれだって?w)
そんなよく知りもしない女の子を、そんないかがわしいとこに連れ込むわけないじゃないですか。まったくもう(。-`ω´-) ←盗人猛々しいとはこのことw
っていうのは、まぁ、冗談ですけど、なんていうんだろ。
この時、多分俺は、サクラを抱きたいって思ってなかったんだと思う。
勿論、前述の通りで、サクラを魅力的に感じていたとは思う。
ただ、それだけで、欲情するってわけでもない。
ずいぶん、かっこつけた言い方をすると、自分の中で、“俺がサクラを抱く理由”っていうのを、明確にしたかったのかもしれない。
…
自分で言っといてなんだけど、なんとまぁ詭弁臭がプンプンすることw
いちいち、そんな事を考えてるわけじゃないし、実際本能のままに口を吸い、体を重ねることの方が多いけど(笑)
ただ、俺の意志だけじゃなくて、サクラの意思…つまり“自分がこの男に抱かれる理由”っていうのもこの場合とっても重要なことでね。
結果的に、このカラ屋の個室の中でそれが明確になったわけだから、俺の判断は間違っていなかったのかしれない。
ってことで…とにもかくにも、俺とサクラはカラオケに河岸を移し、個室に案内をされると、成分が極めて薄いアルコール飲料で、再び乾杯することにした。
…
2012.03.31
サクラ[23歳/秘書]-ケツベツという始まり方-Vol.4
*************
印象と実感のギャップ。
それは、多かれ少なかれ、また良かれ悪かれ、存在するものだと俺は思う。
“想定の範囲外”
一時、この言葉がはやった時があったが、何しろ、元々有能でもなんでもない俺は、想定の範囲内で収まることの方がよっぽど想定外の出来事だよ。こんにゃろー。(←誰に切れた?w)
それでも、その“想定の外”にあることを、楽しむくらいのつもりでいると、割とこの世はドキドキに満ちていたりする。
一体、サクラがどんな嗜好性をもっていて、どんな性格をしていて、どんな悩みを抱えていて、そして、どんな風に乱れ咲くのかなんて…想定することすら馬鹿らしいくらい、未知のことだ。
想定外の出来事は、未知との遭遇であることが多い。
そんな未知の世界を前にした時、何もしないで、躊躇っているより、思いきってその未知の世界に抱かれてみるのもたまにはいいんじゃないかな?
何故って?
何故だろう。明確な誰もが納得できるような理由を俺はもっていないから、“何となく”とだけ(笑)
…
2012.03.21
サクラ[23歳/秘書]-ケツベツという始まり方-Vol.3
****************
春先の宵の口。
街は大いに賑わっていた。
季節柄、新しい出会いが日本中のそこかしこで生まれてることだろう。
新入社員の歓迎会と思しき、サラリーマン風情の一団も、学生の集団も、浮き足立った様子で、雑踏を彩っているように感じる。
かくいう俺も、その一人だ。
サクラとの初対面を間近に控え、未だ見ぬサクラの姿をあれこれと想像しながら、タバコの吸い挿しをぼんやりと眺める。
暗い空に吸い込まれていくように立ち上る紫煙は、やがてふっと宙に掻き消え、見えなくなる。
きっと無くなってしまったわけじゃない。
拡散されただけ。
それでも、意識の中から消え、その存在について、忘れ始める。
今思うと…実に象徴的な様子に思えてならない。
人と人との“別れ”というのも、こうやって拡散されて密度が薄まる現象なのではないだろうか。
…
春先の宵の口。
街は大いに賑わっていた。
季節柄、新しい出会いが日本中のそこかしこで生まれてることだろう。
新入社員の歓迎会と思しき、サラリーマン風情の一団も、学生の集団も、浮き足立った様子で、雑踏を彩っているように感じる。
かくいう俺も、その一人だ。
サクラとの初対面を間近に控え、未だ見ぬサクラの姿をあれこれと想像しながら、タバコの吸い挿しをぼんやりと眺める。
暗い空に吸い込まれていくように立ち上る紫煙は、やがてふっと宙に掻き消え、見えなくなる。
きっと無くなってしまったわけじゃない。
拡散されただけ。
それでも、意識の中から消え、その存在について、忘れ始める。
今思うと…実に象徴的な様子に思えてならない。
人と人との“別れ”というのも、こうやって拡散されて密度が薄まる現象なのではないだろうか。
…
2012.03.17
サクラ[23歳/秘書]-ケツベツという始まり方-Vol.2
****************
『いきなり、ごめんなさい。でも、ハルキさんの話をきいてもらいたくて。お忙しいとは思うので、もし時間があったら結構ですので、良かったら相談にのってもらえませんか?あっでも、面倒だったら、全然スルーしてもらって結構です(汗)』
サクラからこんなメッセが送られてきたのは、正月気分が抜けて、寒さが一段と厳しくなり始めるそんな季節の頃だった。
幸せなことに、こうして俺のような人間にでも、頼ってくださる人がたまにいる。
生来の女の子好きと、世話好きなのが相俟ってか、この類の質問に俺が実際にスルーすることなんて、皆無に等しい(威張るな)
この時も、当然ながらサクラに返信をした。
俺
『ども。はじめまして。ハルキです。俺でよかったらいつでも、お気軽にご相談くださいっ!まぁ…お役に立てるかは別にして(笑)』
自分でいうのもなんだけど、なんとも軽薄そうな印象を与えかねない返信をしたものだ。
『いきなり、ごめんなさい。でも、ハルキさんの話をきいてもらいたくて。お忙しいとは思うので、もし時間があったら結構ですので、良かったら相談にのってもらえませんか?あっでも、面倒だったら、全然スルーしてもらって結構です(汗)』
サクラからこんなメッセが送られてきたのは、正月気分が抜けて、寒さが一段と厳しくなり始めるそんな季節の頃だった。
幸せなことに、こうして俺のような人間にでも、頼ってくださる人がたまにいる。
生来の女の子好きと、世話好きなのが相俟ってか、この類の質問に俺が実際にスルーすることなんて、皆無に等しい(威張るな)
この時も、当然ながらサクラに返信をした。
俺
『ども。はじめまして。ハルキです。俺でよかったらいつでも、お気軽にご相談くださいっ!まぁ…お役に立てるかは別にして(笑)』
自分でいうのもなんだけど、なんとも軽薄そうな印象を与えかねない返信をしたものだ。
2012.03.16
サクラ[23歳/秘書]-ケツベツという始まり方-Vol.1
早いもので今年度も、いよいよあとわずかとなりましたね~。
この3月、4月っていうのは、ある意味、区切りの季節でもあるよね。
とてもありふれた言い回しになるけれど、“出会いと別れの季節”っていうやつだろう。
桜の花に象徴されるように、何か切なさを感ぜずにはいられない。
でも、決してそれだけじゃなくて、その切なさの中に、凛として、そして、柔らかで、暖かな希望を伴ってもいる。
そんな季節が…あっども。お久しぶりの春キです←久しぶりな分、超絶自己アピールw
いきなり、どうでもいいような話をすると…
前回の日記の更新で話が完結した後、ものすごい勢いで俺の中に【やりきった感】が広がってしまっていて(笑)
すっかり日記書くことから遠のいていたんだけど、そろそろまた新しい話を書きたくなってきたので、ぼちぼち更新を再開しようかと思った今日この頃だったりします。
※久しぶりにこのブログにログインしたわけですが、訪問者数が一桁になってるのに驚いて、日記書き始めたとかじゃないんだからねっ(´;ω;`)←
でもまぁ、きっとそうやって新しい何かが俺の中に萌芽し始めたのは、季節が長く、厳しい冬から、移ろい始めてることと、少しだけ関係があるんじゃないかなと思ったりするんだけど。
読者の皆さんはどうだろう?
何か、こう…己の中から湧き上がってくる、瑞々しさというか、力強さというか、そういう筆舌しがたい何かの存在を感じられたりしたのなら、それはきっと気のせいでも、思い過ごしでもなく、ちゃんと何か形を成そうとしてる何かなんだと俺は思う。
それをどうするかは、当然各人の自由であり、そうしなければならないなんて決まりはないんだけどさ。
まぁ、この季節ですから、何かを始めるにも…もちろん終わらせるにしても。
行動を起こすのは、すごくいい季節だと思うんだよね。
だから、もしかしたら、そういう自分の中、奥底にひっそりと芽吹く何かに気づけた人もいるかもしれない。
…とまぁ、今回はそんな前振りをしてみたわけだけど、
今回の日記に出てくる女の子も、
そういう自分の中に、ふと芽生えた感情を―今までも何度もその萌芽を感じていたのにもかかわらず、封殺していた想いを―行動に移した話…だったりする。
もし、日記に出てくる彼女と同じように…何か自分の中に芽生えた感情や、願望の存在に気づいた人がもしいたら
この日記の結末を見届けてもらって(それでも遅くはないとおもうので)
何か感じ取れることがあったなら是非行動に移してみてはどうだろう?
人をインスパイアできるほど、大した文章ではないのは、俺自身重々承知しているところではあるものの、奇跡的にもこの日記が、行動を躊躇ってる人の背中を一押しする結果になればとても幸いだ。
この3月、4月っていうのは、ある意味、区切りの季節でもあるよね。
とてもありふれた言い回しになるけれど、“出会いと別れの季節”っていうやつだろう。
桜の花に象徴されるように、何か切なさを感ぜずにはいられない。
でも、決してそれだけじゃなくて、その切なさの中に、凛として、そして、柔らかで、暖かな希望を伴ってもいる。
そんな季節が…あっども。お久しぶりの春キです←久しぶりな分、超絶自己アピールw
いきなり、どうでもいいような話をすると…
前回の日記の更新で話が完結した後、ものすごい勢いで俺の中に【やりきった感】が広がってしまっていて(笑)
すっかり日記書くことから遠のいていたんだけど、そろそろまた新しい話を書きたくなってきたので、ぼちぼち更新を再開しようかと思った今日この頃だったりします。
※久しぶりにこのブログにログインしたわけですが、訪問者数が一桁になってるのに驚いて、日記書き始めたとかじゃないんだからねっ(´;ω;`)←
でもまぁ、きっとそうやって新しい何かが俺の中に萌芽し始めたのは、季節が長く、厳しい冬から、移ろい始めてることと、少しだけ関係があるんじゃないかなと思ったりするんだけど。
読者の皆さんはどうだろう?
何か、こう…己の中から湧き上がってくる、瑞々しさというか、力強さというか、そういう筆舌しがたい何かの存在を感じられたりしたのなら、それはきっと気のせいでも、思い過ごしでもなく、ちゃんと何か形を成そうとしてる何かなんだと俺は思う。
それをどうするかは、当然各人の自由であり、そうしなければならないなんて決まりはないんだけどさ。
まぁ、この季節ですから、何かを始めるにも…もちろん終わらせるにしても。
行動を起こすのは、すごくいい季節だと思うんだよね。
だから、もしかしたら、そういう自分の中、奥底にひっそりと芽吹く何かに気づけた人もいるかもしれない。
…とまぁ、今回はそんな前振りをしてみたわけだけど、
今回の日記に出てくる女の子も、
そういう自分の中に、ふと芽生えた感情を―今までも何度もその萌芽を感じていたのにもかかわらず、封殺していた想いを―行動に移した話…だったりする。
もし、日記に出てくる彼女と同じように…何か自分の中に芽生えた感情や、願望の存在に気づいた人がもしいたら
この日記の結末を見届けてもらって(それでも遅くはないとおもうので)
何か感じ取れることがあったなら是非行動に移してみてはどうだろう?
人をインスパイアできるほど、大した文章ではないのは、俺自身重々承知しているところではあるものの、奇跡的にもこの日記が、行動を躊躇ってる人の背中を一押しする結果になればとても幸いだ。
2012.02.29
ユリエ[33歳/OL]-ほっとスポット-Vol.2
ハルキです。
前回から日記の掲載方法を変えさせてもらったけど…
実際のところどうなのかな?という懸念が払拭しきれないでいる。
何人の方からは、「すごくいい!」っていうご評価を頂いてたりするんだけど、
俺も流石にそれが総意だとは思ってなくて。
勿論、例のコミュに参加できなくて、見れない人もいるだろうし。
若しくは、色々な場所へ次から次へと誘導されるのことを不快に思う人もいるだろうし。
ネガティブな意見をお持ちの方もいるんだろうなぁとは思っています。
既に何名かの方には、ご意見をいただいておりますしね。
まぁ、俺としては、そもそも、娯楽性の追及というよりは、
利用規約に違反しないことが第一条件でありまして。
(つまり、アカウント取り消しのリスクが少なくいこと)
その上で、尚且つ、読んでもらう人が、やきもきしないで一気に日記の世界にトリップしていってもらえる方法を採択してるつもりです。
それでも、普段から俺の日記を楽しみにしてくれてて、
俺の掲載方法変更を機に、みれなくなってガッカリしたって人がもしいるのであれば、
それは、この日記の主旨からも外れてしまうことなので
そういう方が大勢いることが分かれば、代替措置を取ろうかなと思っています。
今のところ、圧倒的に、この掲載方法について、ご評価いただいてる方が多いので
とりあえず、このVol.2に関しては、前回と同じやり方で掲載させていただきますので、悪しからずご了承ください。
この件について、リクエストがある方は、いつまででも受け付けますので、その際はこっそりでもおおっぴらでもいいので、ご連絡くださればと思います。
そんないい訳めいた前置きをした上で…Vol.2はじめます(笑)
**************
~Chapter Ⅰ~
前回、どいう所で日記を終えたか覚えてるかな?(笑)
覚えてない方はもう一回見直してもらうということで、話しの続きは、その直後から始まります。
枕元に手を伸ばして…ってとこだったと思うんだけどね。
実を言うと、その後、ちょっと一悶着ありまして(笑)
結論からいうと、まだしてない(笑)
ちょっと雰囲気が落ちついてしまったのと、ちょっと喉が渇いたから、ユリエの傍らから離れて、飲み物を取りにいくことにした。
落ちてたタオルを腰に巻いて、グラスを取り、飲み残しのジャスミンティーをグイッと飲み干す。
俺
「…ユリエも飲む?」
と聞くと、ユリエも頷いたので、俺がユリエの分のグラスを取ろうとすると、
ユリエ
「あっアタシも行くよ。」
といって、置き出して、枕元にあったルームウェアを着込んで、ユリエもソファにやってきた。
ユリエは俺の隣に座って、グラスの中の午後ティーに口をつける。
ユリエ
「おいしぃ。」
といって、グラスを置いた。
テーブルの上にあった灰皿に目が留まったのか?ユリエは俺に
ユリエ
「ハルキ君、そういえばタバコ吸わないの?」
と訊ねてきた。
俺
「んー吸おうかな(笑)…向こうで吸ってくるよ」
と、換気口の方に目をやっていうと、
ユリエ
「あっいいよ。ここで吸って。私も吸っちゃおうかな?笑」
ってユリエは言った。
俺
「ユリエも吸う人?」
ユリエ
「前は吸ってた(笑)旦那が吸う人だったからさー、一緒に住んでる時は私もたまにもらったりししてた(笑)」
俺
「そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて…」
そういって、スーツの上着の内ポケットにタバコを取りにいく。
ソファに着く前まで、タバコを取り出し、火をつけて、タバコを銜えながら、ユリエに一本差し出した。
ユリエにライターを渡すと、ユリエもタバコを口に銜えて、火をつけた。
チリチリっていうタバコの葉が焦げる音と、煙が中を舞い出す。
…
ユリエはわざとらしく
ユリエ
「ふぅ~」
と紫煙を吐き出す。
俺
「割と、堂に入ってるじゃん(笑)」
ユリエ
「あはっホントに?ブランク感じさせなかった?笑」
俺
「…」
ちょっと考えてから、訊いてみる。
俺
「…うん。全然感じなかった(笑)因みにブランクはどのくらい?笑」
ユリエ
「んーとね半年くらいになるのかなー」
俺
「そっか。割と最近だな(笑)」
…そういうと、またちょっとだけ沈黙した。
ユリエは、タバコを消すと、
ユリエ
「いやー、もうずいぶん経つ気がする(笑)」
といって笑った。
ユリエ
「私ねー、半年前まで関東にいたんだよ?笑」
俺
「まじで?どの辺?」
ユリエ
「んーと○○県」
俺
「ほー。旦那さんと一緒に?」
ユリエ
「うん。そう。」
俺
「なんで…」
と言いかけてやめる。
俺
「なんでも、ない(笑)」
ユリエ
「なにそれ?なんで別れたかって?笑」
俺
「んーまぁ、ごめん。別にいいんだ。ちょっと口をついてでちゃっただけだから(笑)」
ユリエ
「えー別にいいよー。なんていうの、そのDVがね…あったんだよね…」
俺
「そっか…」
尚更、自分の軽率な言葉を悔いた。
でも、ゆりえはそういいながら、ポツポツとユリエは話を始めた。
[コミュへつづく]
↓Read more↓
**************
~Chapter Ⅱ~
よく、“出会いは人生を豊かにする”なんて格言があるじゃん?
これってどういう意味なんだろうね。
きっと、色んな解釈の仕方があって、その全ては間違った解釈ではないんだろうけど、
俺は、俺なりこう解釈してる。
“出会いは(その人の)人生を(共有することで、自分の人生経験を)豊にする”ってね。
自分で言っといてなんだけど、かなり、強引な解釈かも(笑)
でも、本当にそう思う。
例えば、ユリエの経験した結婚生活とその終焉の話にしたってそうだ。
俺は、もし、ユリエと出会わなければ、今でもこの手の話しについて、自分なりの見解を持つことなんてなかっただろう。
でも、ユリエと出会ったお陰で、こういう話を聞くことができ、
その結果、今までにない観点から人生ってのを見つめたような気がした。
人の人生は決して長くはないと俺は思う。
その中で自分が体験できること、自分が直面することなんて、そう多くはないだろう。
ただ、この時のユリエとのように、人と知り合うことで、自分では経験できないその人の人生の一片(ひとひら)を共有させてもらうことは出来る。
そして、その話を聞いた俺が思った事
それは、つまり俺の価値観に基づいたこの話についての見解のことなんだけど、
それをユリエに時間をかけてゆっくり伝えることはできる。
それがユリエにとって役に立つかどうかは、まったく別の話しだけど、
俺の考えというのは、ユリエの考えるそれとは違うはずだ。
自分では経験できないような体験談を聞き、
そして、その人とは違う考え方を伝える。
逢ったばかりの、俺とそんな穏やかなやり取りができるのは、きっと既に肌を重ねているからに違いない。
これを“体話”と言うんだろうか?(笑)
いや…
多分“対話”というのだろう。
心の対話と、体の対話。
これはどちらも有意義で、どちらも秘匿性が極めて高いものだ。
そして、それは出会いの賜物であり、自分の人生観に少しだけ奥行きを持たせてもらえるものだと俺は思う。
『所詮は、枕物語だ。そんなことで、人を完全に理解できもしなければ、人生が豊かになんて、なりゃしないよ』
と、そういう声が聞こえて来そうではあるけれど(笑)
それはそれで、その方の価値観ということで、否定もしなければ、反論もしない。
ただ、こうやって俺とユリエの話を読むことで、何か心に残るものがあったら、それはやっぱり貴方の人生観の奥行きを少しだけ広げることになるんじゃないかなぁ?と俺は思うんだけど。どうなんだろうか。
と、また前置きが長くなりそうなので、ユリエの話しに戻そうかな。
まぁプライベートな話なので、簡単な概略だけ。
…
ユリエが、前の旦那さんと結婚したのは、30歳とのことだった。
元々の出身地はこっち(俺とユリエがこの時一緒にいる場所)だったらしかったが、
学生から東京で暮らしていて、そのままCAになり、東京で暮らしていた。
そして、就職以来何年も激務をこなしながらも、25歳の頃から付き合っていた彼氏と結婚をした。
そして、仕事を辞めて、その彼をサポートできるように専業主婦になった。
ユリエの旦那さんは証券マンで、毎日忙しいながらも、新婚生活は楽しかったとユリエは言っていた。
ただ、リーマンショックの影響で旦那さんの労働状況が変わった。
収入は減り、ユリエも働くことになった。
ユリエは、派遣社員として、家計を助け、旦那さんのサポートをしていったらしかった。
ただ、元々の収入が高かっただけに、ユリエの分の収入増では、賄いきれず、またユリエにも時間的な余裕がなくなったことから、家事が疎かになりがちだったとのことだった。
こういった事情があいまって、家庭内が険悪な雰囲気になることが多くなり、口論をすることも次第に増えていったらしい。
そんな口論の際に旦那に手を上げられたることも少なくなくなってきたとユリエはいっていた。
そんなユリエと旦那さんの心が離れ、関係が冷め切ってしまうのに時間は掛からず、幸いにも?子どもがいなかった2人は、そのまま離婚することになった。
離婚を期に、ユリエは実家があるこちらに戻ってきた。
それがこの時から約半年くらい前のことになるんだろう。
時々、質問を交えたり、チャチャを入れながら、俺はつとめて笑顔を絶やさないようにユリエの話を傾聴していた。
【アメブロにつづく】
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**************
~Chapter Ⅲ~
ユリエは、言う。
ユリエ
「あの時間はなんだったのかなーって時々思うんだよね」
あの時間っていうのは、きっと、結婚生活のことだけじゃなくて、
その元旦那さんと出会ってから今に至るまでの約8年間のことだろう。
ユリエ
「この年で実家にも戻っても良い顔されないしさっ(笑)」
俺
「かといって、またすぐに結婚したいとも思えないし?(笑)」
ユリエ
「…そう!(笑)よく分かったね(笑)」
俺
「んーなんとなく(笑)ユリエ、彼氏は?」
ユリエ
「いるよー。私より、年上のバツイチの会社の上司(笑)」
俺
「連れ子いるの?」
ユリエ
「いないよー。元奥さんの方だから。まぁ、養育費は払ってるみたいだけど」
ユリエ
「将来的には…結婚もしたいし、子どもも欲しいんだけどね。なんかちょっと違うんだよね。」
俺
「それは…今の彼がってこと?」
ユリエ
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…。」
俺
「じゃあーアレだな。つまり…煉獄(れんごく)だね。今のユリエのいるとこは(笑)」
ユリエ
「レンゴク?…なにそれ?笑」
俺
「天国にいけない人が、その資格を得る為に贖罪をする場所(笑)」
ユリエ
「…ねぇ?ハルキ君…私、死んでないよ?笑)」
俺
「あははっ確かに例えが不適当だったね(笑)なんていうんだろ…これは実際にっていうより、概念の話ね」
ユリエ
「うん?」
俺
「なんでもそうだけど、終わりと始まりの連続じゃん。この世の中さ。」
ユリエ
「うん。」
俺
「そういうのって、なんか目まぐるしくて…疲れない?(笑)」
ユリエ
「…は?」
俺
「だからさ、終わって、始まる前に、“間”が欲しいじゃん。なんとなく(笑)」
ユリエ
「…うん(笑)欲しいねー“間”が(笑)」
俺
「でもさ、その“間”の正体を明確にしないとさ、なんかただ、まごついてるだけみたいじゃん?」
ユリエ
「…うん(笑)」
俺
「だからね、その“間”にね、名前を付けてみたの(笑)」
ユリエ
「それが、レンゴク?」
俺
「…うん(笑)」
俺
「あっ厳密な解釈は違うと思うけど。俺、よく分からないし、他にピンとくる言葉知らないんだよね笑)」
ユリエ
「なんか、すごい…てきとー(笑)」
俺
「うん。俺てきとーなの(笑)」
ユリエ
「あははっ」
そういってグラスにお茶を注いで飲む。
飲みながら、デスクに備え付けられたLANケーブルが目に入る。
俺
「…あっ…じゃあ、ほっとスポットにしよっか?笑」
思いつきでモノをいう俺。やっぱりてきとーだといわれても仕方ないのかもしれない(笑)
ユリエ
「…は?何が?」
俺
「だから、その“間”をさ(笑)」
ユリエ
「温かい…場所ってこと?」
俺
「んーそれもあるけど…なんか、ちょっと【ほっ】とする場所…オヤジギャグかっこれじゃ(笑)」
ユリエ
「…あははっ!!ほんとだよー!ハルキ君一体いくつなの?って感じだよっ!(笑)」
俺
「あははっ…酷い…(´;ω;`)笑」
ユリエ
「ウソウソ(笑)あれ?でもなんか聞いたことあるよ?それ?」
俺
「うん。実際にあるよ。無料でネットつなげられる場所のこと」
ユリエ
「へー○○にもあるのかなー?」
俺
「さっき行ったらあったよ(笑)」
ユリエ
「へーそうなんだ。。。今度使ってみよっと♪」
俺
「うん。是非♪笑」
そして、チラっと時計を見る俺。
もう午前2時になりそうな時間。
ユリエも携帯の時計を見る。
ユリエ
「…あっ明日も仕事だよね?もう寝る?」
俺
「そうだね。じゃあ、そろそろ休もうかな。」
ユリエ
「…うん。」
ユリエがちょっと残念そうなのは気がついてたけど、
俺
「ん?どうした?しょぼんとして?笑」
ユリエ
「んーん…だって…ねちゃうんだーって…(´;ω;`)」
俺は心の中で「ユリエ、カワユス(*´∇`*)」って思って、
俺
「うん…眠くなってきちゃった。」
ユリエ
「…うん。」
俺
「一緒に…寝る?」
ってユリエに笑いかけると、
ユリエ
「…ホント、女殺しだよねー(笑)」
と精一杯大人の女の余裕を演出してるユリエの手を引いて、ベッドに入った。
…
FC2へつづく
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前回から日記の掲載方法を変えさせてもらったけど…
実際のところどうなのかな?という懸念が払拭しきれないでいる。
何人の方からは、「すごくいい!」っていうご評価を頂いてたりするんだけど、
俺も流石にそれが総意だとは思ってなくて。
勿論、例のコミュに参加できなくて、見れない人もいるだろうし。
若しくは、色々な場所へ次から次へと誘導されるのことを不快に思う人もいるだろうし。
ネガティブな意見をお持ちの方もいるんだろうなぁとは思っています。
既に何名かの方には、ご意見をいただいておりますしね。
まぁ、俺としては、そもそも、娯楽性の追及というよりは、
利用規約に違反しないことが第一条件でありまして。
(つまり、アカウント取り消しのリスクが少なくいこと)
その上で、尚且つ、読んでもらう人が、やきもきしないで一気に日記の世界にトリップしていってもらえる方法を採択してるつもりです。
それでも、普段から俺の日記を楽しみにしてくれてて、
俺の掲載方法変更を機に、みれなくなってガッカリしたって人がもしいるのであれば、
それは、この日記の主旨からも外れてしまうことなので
そういう方が大勢いることが分かれば、代替措置を取ろうかなと思っています。
今のところ、圧倒的に、この掲載方法について、ご評価いただいてる方が多いので
とりあえず、このVol.2に関しては、前回と同じやり方で掲載させていただきますので、悪しからずご了承ください。
この件について、リクエストがある方は、いつまででも受け付けますので、その際はこっそりでもおおっぴらでもいいので、ご連絡くださればと思います。
そんないい訳めいた前置きをした上で…Vol.2はじめます(笑)
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~Chapter Ⅰ~
前回、どいう所で日記を終えたか覚えてるかな?(笑)
覚えてない方はもう一回見直してもらうということで、話しの続きは、その直後から始まります。
枕元に手を伸ばして…ってとこだったと思うんだけどね。
実を言うと、その後、ちょっと一悶着ありまして(笑)
結論からいうと、まだしてない(笑)
ちょっと雰囲気が落ちついてしまったのと、ちょっと喉が渇いたから、ユリエの傍らから離れて、飲み物を取りにいくことにした。
落ちてたタオルを腰に巻いて、グラスを取り、飲み残しのジャスミンティーをグイッと飲み干す。
俺
「…ユリエも飲む?」
と聞くと、ユリエも頷いたので、俺がユリエの分のグラスを取ろうとすると、
ユリエ
「あっアタシも行くよ。」
といって、置き出して、枕元にあったルームウェアを着込んで、ユリエもソファにやってきた。
ユリエは俺の隣に座って、グラスの中の午後ティーに口をつける。
ユリエ
「おいしぃ。」
といって、グラスを置いた。
テーブルの上にあった灰皿に目が留まったのか?ユリエは俺に
ユリエ
「ハルキ君、そういえばタバコ吸わないの?」
と訊ねてきた。
俺
「んー吸おうかな(笑)…向こうで吸ってくるよ」
と、換気口の方に目をやっていうと、
ユリエ
「あっいいよ。ここで吸って。私も吸っちゃおうかな?笑」
ってユリエは言った。
俺
「ユリエも吸う人?」
ユリエ
「前は吸ってた(笑)旦那が吸う人だったからさー、一緒に住んでる時は私もたまにもらったりししてた(笑)」
俺
「そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて…」
そういって、スーツの上着の内ポケットにタバコを取りにいく。
ソファに着く前まで、タバコを取り出し、火をつけて、タバコを銜えながら、ユリエに一本差し出した。
ユリエにライターを渡すと、ユリエもタバコを口に銜えて、火をつけた。
チリチリっていうタバコの葉が焦げる音と、煙が中を舞い出す。
…
ユリエはわざとらしく
ユリエ
「ふぅ~」
と紫煙を吐き出す。
俺
「割と、堂に入ってるじゃん(笑)」
ユリエ
「あはっホントに?ブランク感じさせなかった?笑」
俺
「…」
ちょっと考えてから、訊いてみる。
俺
「…うん。全然感じなかった(笑)因みにブランクはどのくらい?笑」
ユリエ
「んーとね半年くらいになるのかなー」
俺
「そっか。割と最近だな(笑)」
…そういうと、またちょっとだけ沈黙した。
ユリエは、タバコを消すと、
ユリエ
「いやー、もうずいぶん経つ気がする(笑)」
といって笑った。
ユリエ
「私ねー、半年前まで関東にいたんだよ?笑」
俺
「まじで?どの辺?」
ユリエ
「んーと○○県」
俺
「ほー。旦那さんと一緒に?」
ユリエ
「うん。そう。」
俺
「なんで…」
と言いかけてやめる。
俺
「なんでも、ない(笑)」
ユリエ
「なにそれ?なんで別れたかって?笑」
俺
「んーまぁ、ごめん。別にいいんだ。ちょっと口をついてでちゃっただけだから(笑)」
ユリエ
「えー別にいいよー。なんていうの、そのDVがね…あったんだよね…」
俺
「そっか…」
尚更、自分の軽率な言葉を悔いた。
でも、ゆりえはそういいながら、ポツポツとユリエは話を始めた。
[コミュへつづく]
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**************
~Chapter Ⅱ~
よく、“出会いは人生を豊かにする”なんて格言があるじゃん?
これってどういう意味なんだろうね。
きっと、色んな解釈の仕方があって、その全ては間違った解釈ではないんだろうけど、
俺は、俺なりこう解釈してる。
“出会いは(その人の)人生を(共有することで、自分の人生経験を)豊にする”ってね。
自分で言っといてなんだけど、かなり、強引な解釈かも(笑)
でも、本当にそう思う。
例えば、ユリエの経験した結婚生活とその終焉の話にしたってそうだ。
俺は、もし、ユリエと出会わなければ、今でもこの手の話しについて、自分なりの見解を持つことなんてなかっただろう。
でも、ユリエと出会ったお陰で、こういう話を聞くことができ、
その結果、今までにない観点から人生ってのを見つめたような気がした。
人の人生は決して長くはないと俺は思う。
その中で自分が体験できること、自分が直面することなんて、そう多くはないだろう。
ただ、この時のユリエとのように、人と知り合うことで、自分では経験できないその人の人生の一片(ひとひら)を共有させてもらうことは出来る。
そして、その話を聞いた俺が思った事
それは、つまり俺の価値観に基づいたこの話についての見解のことなんだけど、
それをユリエに時間をかけてゆっくり伝えることはできる。
それがユリエにとって役に立つかどうかは、まったく別の話しだけど、
俺の考えというのは、ユリエの考えるそれとは違うはずだ。
自分では経験できないような体験談を聞き、
そして、その人とは違う考え方を伝える。
逢ったばかりの、俺とそんな穏やかなやり取りができるのは、きっと既に肌を重ねているからに違いない。
これを“体話”と言うんだろうか?(笑)
いや…
多分“対話”というのだろう。
心の対話と、体の対話。
これはどちらも有意義で、どちらも秘匿性が極めて高いものだ。
そして、それは出会いの賜物であり、自分の人生観に少しだけ奥行きを持たせてもらえるものだと俺は思う。
『所詮は、枕物語だ。そんなことで、人を完全に理解できもしなければ、人生が豊かになんて、なりゃしないよ』
と、そういう声が聞こえて来そうではあるけれど(笑)
それはそれで、その方の価値観ということで、否定もしなければ、反論もしない。
ただ、こうやって俺とユリエの話を読むことで、何か心に残るものがあったら、それはやっぱり貴方の人生観の奥行きを少しだけ広げることになるんじゃないかなぁ?と俺は思うんだけど。どうなんだろうか。
と、また前置きが長くなりそうなので、ユリエの話しに戻そうかな。
まぁプライベートな話なので、簡単な概略だけ。
…
ユリエが、前の旦那さんと結婚したのは、30歳とのことだった。
元々の出身地はこっち(俺とユリエがこの時一緒にいる場所)だったらしかったが、
学生から東京で暮らしていて、そのままCAになり、東京で暮らしていた。
そして、就職以来何年も激務をこなしながらも、25歳の頃から付き合っていた彼氏と結婚をした。
そして、仕事を辞めて、その彼をサポートできるように専業主婦になった。
ユリエの旦那さんは証券マンで、毎日忙しいながらも、新婚生活は楽しかったとユリエは言っていた。
ただ、リーマンショックの影響で旦那さんの労働状況が変わった。
収入は減り、ユリエも働くことになった。
ユリエは、派遣社員として、家計を助け、旦那さんのサポートをしていったらしかった。
ただ、元々の収入が高かっただけに、ユリエの分の収入増では、賄いきれず、またユリエにも時間的な余裕がなくなったことから、家事が疎かになりがちだったとのことだった。
こういった事情があいまって、家庭内が険悪な雰囲気になることが多くなり、口論をすることも次第に増えていったらしい。
そんな口論の際に旦那に手を上げられたることも少なくなくなってきたとユリエはいっていた。
そんなユリエと旦那さんの心が離れ、関係が冷め切ってしまうのに時間は掛からず、幸いにも?子どもがいなかった2人は、そのまま離婚することになった。
離婚を期に、ユリエは実家があるこちらに戻ってきた。
それがこの時から約半年くらい前のことになるんだろう。
時々、質問を交えたり、チャチャを入れながら、俺はつとめて笑顔を絶やさないようにユリエの話を傾聴していた。
【アメブロにつづく】
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**************
~Chapter Ⅲ~
ユリエは、言う。
ユリエ
「あの時間はなんだったのかなーって時々思うんだよね」
あの時間っていうのは、きっと、結婚生活のことだけじゃなくて、
その元旦那さんと出会ってから今に至るまでの約8年間のことだろう。
ユリエ
「この年で実家にも戻っても良い顔されないしさっ(笑)」
俺
「かといって、またすぐに結婚したいとも思えないし?(笑)」
ユリエ
「…そう!(笑)よく分かったね(笑)」
俺
「んーなんとなく(笑)ユリエ、彼氏は?」
ユリエ
「いるよー。私より、年上のバツイチの会社の上司(笑)」
俺
「連れ子いるの?」
ユリエ
「いないよー。元奥さんの方だから。まぁ、養育費は払ってるみたいだけど」
ユリエ
「将来的には…結婚もしたいし、子どもも欲しいんだけどね。なんかちょっと違うんだよね。」
俺
「それは…今の彼がってこと?」
ユリエ
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれないし…。」
俺
「じゃあーアレだな。つまり…煉獄(れんごく)だね。今のユリエのいるとこは(笑)」
ユリエ
「レンゴク?…なにそれ?笑」
俺
「天国にいけない人が、その資格を得る為に贖罪をする場所(笑)」
ユリエ
「…ねぇ?ハルキ君…私、死んでないよ?笑)」
俺
「あははっ確かに例えが不適当だったね(笑)なんていうんだろ…これは実際にっていうより、概念の話ね」
ユリエ
「うん?」
俺
「なんでもそうだけど、終わりと始まりの連続じゃん。この世の中さ。」
ユリエ
「うん。」
俺
「そういうのって、なんか目まぐるしくて…疲れない?(笑)」
ユリエ
「…は?」
俺
「だからさ、終わって、始まる前に、“間”が欲しいじゃん。なんとなく(笑)」
ユリエ
「…うん(笑)欲しいねー“間”が(笑)」
俺
「でもさ、その“間”の正体を明確にしないとさ、なんかただ、まごついてるだけみたいじゃん?」
ユリエ
「…うん(笑)」
俺
「だからね、その“間”にね、名前を付けてみたの(笑)」
ユリエ
「それが、レンゴク?」
俺
「…うん(笑)」
俺
「あっ厳密な解釈は違うと思うけど。俺、よく分からないし、他にピンとくる言葉知らないんだよね笑)」
ユリエ
「なんか、すごい…てきとー(笑)」
俺
「うん。俺てきとーなの(笑)」
ユリエ
「あははっ」
そういってグラスにお茶を注いで飲む。
飲みながら、デスクに備え付けられたLANケーブルが目に入る。
俺
「…あっ…じゃあ、ほっとスポットにしよっか?笑」
思いつきでモノをいう俺。やっぱりてきとーだといわれても仕方ないのかもしれない(笑)
ユリエ
「…は?何が?」
俺
「だから、その“間”をさ(笑)」
ユリエ
「温かい…場所ってこと?」
俺
「んーそれもあるけど…なんか、ちょっと【ほっ】とする場所…オヤジギャグかっこれじゃ(笑)」
ユリエ
「…あははっ!!ほんとだよー!ハルキ君一体いくつなの?って感じだよっ!(笑)」
俺
「あははっ…酷い…(´;ω;`)笑」
ユリエ
「ウソウソ(笑)あれ?でもなんか聞いたことあるよ?それ?」
俺
「うん。実際にあるよ。無料でネットつなげられる場所のこと」
ユリエ
「へー○○にもあるのかなー?」
俺
「さっき行ったらあったよ(笑)」
ユリエ
「へーそうなんだ。。。今度使ってみよっと♪」
俺
「うん。是非♪笑」
そして、チラっと時計を見る俺。
もう午前2時になりそうな時間。
ユリエも携帯の時計を見る。
ユリエ
「…あっ明日も仕事だよね?もう寝る?」
俺
「そうだね。じゃあ、そろそろ休もうかな。」
ユリエ
「…うん。」
ユリエがちょっと残念そうなのは気がついてたけど、
俺
「ん?どうした?しょぼんとして?笑」
ユリエ
「んーん…だって…ねちゃうんだーって…(´;ω;`)」
俺は心の中で「ユリエ、カワユス(*´∇`*)」って思って、
俺
「うん…眠くなってきちゃった。」
ユリエ
「…うん。」
俺
「一緒に…寝る?」
ってユリエに笑いかけると、
ユリエ
「…ホント、女殺しだよねー(笑)」
と精一杯大人の女の余裕を演出してるユリエの手を引いて、ベッドに入った。
…
FC2へつづく
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2012.02.28
ユリエ[33歳/OL] -ほっとスポット-Vol.1(ChapterⅠ~Ⅳ)
**** ChapterⅠ*****
もう1月も終わりだね。(この日記を書き始めたのは1月の終わり)
2012年、少しずつ、馴染んできた感があるけど、やっぱりまだまだ、違和感を感じないではいられない。
昔の恋人と今の恋人を比べるようなものなのかな。
どっちがいいとか、どっちが好きだとか…
そういうのでは、なくなんとなく、自分との調和って意味で
なんとなく、2011年を懐かしむ気持ちがあるのを認めないわけにはいかない。
でも、そんな自分の心情なんかお構いなしで、時間を遡ることなんでできやしない。
それは、昔の恋人と再び方を並べて手を繋ぐことができないように(まぁ、できる人もいるだろうけど)
昔の自分に戻ることもできないように。
時間の軸は不可逆だ。
それは、定理であり、真理だろう。
ってことはつまり、人はただ、前にだけ続く道を歩み続けなければならないのか。
…そんなことないと俺は思う。
横にだっていけるし、上にだっていける。立ち止まることだってできるし、振り返ることもできる。
何も前進するだけが人生じゃない。
ただ、戻れないだけ。
詭弁だと言う人もいるだろう。
自己擁護だと言う人もいるだろう。
なーに。そんなの気にする必要なんかこれっぽちもないよ。
だって、自分の人生なんだから。
ただ、横道に逸れて、立ち止まり、振り返って。
その場にうずくまって、嗚咽したとしても…
それでも、やがて、君は立ち上がるだろう。
そして、きっと次の一歩を前に向って踏み出すんだ。
なんせ、人はみな、その中に強さを孕んでいるんだから。
え?言ってることが矛盾してないかいって?
うん。してると思うけど、そんな声に耳を貸せるほど、出来た人間でもないんで、却下します!←身勝手w
さて!そんなこんなで、今回の話しは、人生の大きな分岐点を越えて、ちょっとだけ立ち止まってる女の子の話。
女の子といっても、俺より年上で、ハルNotes史上始まって以来となる30歳を越えた、円熟期に差し掛かりつつある大人な女性のお話しです。
どんな話しなのか…続きは、俺の日記コミュ【ハル、時々旅】にてご賞味ください( ^ω^ )ニッコリ
日記コミュは完全承認制になっています。一見すると、普通の旅行コミュニティなので、表の方が入っていてもお知り合いに訝しがられる事はないと思いますので、ご安心ください。
申請に際して申請理由を明確に記載してくださる方だったら、男女共に基本的には承認するつもりですので、遠慮なくご申請ください。
コミュニティ名:ハル、時々、旅。
【PC用】
http://mixi.jp/view_community.pl?id=4463676
【携帯用】
http://m.mixi.jp/view_community.pl?id=4463676
**************
~Chapter Ⅱ~
ちょっと、どうでもいい話するね。
どういうわけか、今まであまり年上の女性主に、30歳を越える女性との話しってのを書いたことがない(笑)
何か意図があるかというとそういうことも特になくてね。
まぁ、大方の人が、
「コイツはきっとロリコンなんだろ」
って道端に落ちてる犬の糞に湧く蛆虫を見るような目で俺を見てるのは薄々感づいてるんだけどさ(汚い話でごめんね。食事中の方特にごめん!)
まぁ、確かに年下の子が好きってのは勿論あるんだけど、その理由ってのが、これまた別段大したことがなくて、
『甘えられるのが好き』
ってだけなのね←単純だな(笑)
だから、年上の方とも逢瀬を重ねるし、甘えん坊の年上さんとか、可愛がるのはむしろ好き。
年上の方とお付き合いしたこともあるしね。
だから、せっかくなんで、この機会にそのあたりについても言及しときます。
だからって、年上カマーン!っていうことじゃないんで、特に気にせずサラッと読み進めてもらえたら幸いです。
本当にどうでもいい話だったね(笑)
じゃあ、そろそろ本題へ。
今回の話しの主人公は、ユリエっていう33歳の女性。
元CA(確かJが着く方)で、結婚をして、寿退社をされて、幸せな結婚生活を送る…予定だった人。
「予定だった。」と書くと、とても気になる物言いなので、簡単に補足を入れると
今はもう結婚生活を送ってはいない女性という事になる。
そんなユリエと俺がどうやって知り合ったかっていいう話をすると、ちょっと長くなるけど、
せっかく掲載を方法を変えて、文字スペースがふんだんにあるんだから、
思う存分書き連ねさせてもらうとしようかな。
簡単に言うと、ユリエは、俺の日記の読者だった。
と、いってもたまに日記の感想をくれる程度で、これといって、色恋沙汰に発展するような雰囲気は最初からなかった。
そもそも、俺宛に来るメッセージの大半を占めるの今の恋人やパートナーとの関係についての相談が殆どだったりもする。
まぁ、ごく稀に、こんな、犬の糞に沸く…(以下自粛w)俺みたいな奴をデートに誘ってくれる人もあるので、
その場合は天にも昇る気持ちで、熱烈な抱擁を交わすのはみんなもご存知のところだろうけど(笑)
そうはいっても、割合としては、そういう方は稀だから、俺が自分からメッセをくれた女性に対して、積極的にアプローチをすることは皆無だし、
相手からのメッセの返事がなかったからといって、返事を催促するようなこともない。
だから、気軽にメッセをして、自分の言いたいことだけいって、スッキリして、それに対して、俺が(゚Д゚ )ンマー!!って顔文字を使って返事を書いてそれでメッセを終える。
ユリエとのやり取りだって、その域を出る事はなかった。
そんなユリエの存在は、俺にとっては、とても自然な付き合い方が出きるSNS上の友達の1人でもあったし、
ユリエという存在を特に意識することなく、日記を更新する都度、他愛もないメッセのやり取りを交わしていた。
俺は、自分の体験を共有してもらい、俺の内面を知ってもらうことで、安心感を得て、
ユリエは俺の体験を疑似体験として、興奮や、充足感を得る。
そんな等価交換をしながら、相手と気の置けない雰囲気の中でするやり取りってのは、得てして心地よいものだったりする。
ユリエがどういう女性なのか?
そういう事に関心を持たないこともなかったが、
北の大都市に住むユリエと、関東の田舎に住む俺。
俺とユリエが邂逅する必然性なんて、少しもなかった。少なくてもこの時点ではね。
ただ、その必然性が少しだけ、芽を出すような出来事が起きた。
ある時、俺が出張でユリエの住む街に出張に行くことを日記に書いたことがあった。
数日後、その日記を見たユリエは、
ユリエ
『ハルキ君、こっちに来てたんだね(笑)』
ってユリエからメッセが届く。
※メールのやり取りは、『』。普通の会話は「」になります。
俺
『うん。まぁね(笑)』
ユリエ
『そうなんだー!こっちに来るのに、私に連絡くれないなんて泣)って思ったんだよー!笑』
俺
『あれ?そうなの?(笑)連絡したら会ってくれたの?笑』
ユリエ
『当たり前じゃん!早く会いに来てよ(笑)』
俺
『ふむふむ。そうやって男を落とすわけですね。わかります(笑)』
ユリエ
『ちっがーう!!(笑)君だけ。てか、そもそもハルキ君、おばちゃん嫌いな感じがするし…(笑)そんな…私から誘えませんよっ』
俺
『は?なにそれ?誰がいつ何時何分何秒にそんなデマを?(゚Д゚ )?笑』
ユリエ
『だって、みんな20歳くらいの子ばっかりじゃん!日記に出てくるの(笑)』
俺
『えーまぁそうですけどモゴモゴ…(笑)』
ユリエ
『やっぱりー!!ショック(´;ω;`)!!!笑』
俺
『ウソウソ(笑)じゃあ、今度もしそっち行くことあったら連絡するから、会おうよ。』
ユリエ
『…うん。絶対だよー!笑』
俺
『うん。約束!』
そんなやり取りを経て…俺とユリエの間に、ちょっとした、会う必然性ってのが芽生えた。
そうはいっても、仕事でいく訳だから、自分の思うとおりに出張いけるわけじゃない。
だから、約束したものの、その約束を果たせるかは、いささか不安はあった。
ただ、幸運だったのは、俺が思っているよりも、ずっと早くその機会は訪れることになった。
俺とユリエの会う必然性。
この言葉を意識し出したのは、この時だった。
ユリエとそのやり取りをしてから、およそ半年。
季節は、関東では、薄紅色の可憐な花が蕾み始める季節。
ユリエの街では、まだ雪に覆われた真っ白な季節。
出張が決まってから、ユリエにその旨を告げようとメッセを送る。
俺
『今度、○○行くことになったよ?あの約束はまだ有効ですか?』
ユリエ
『本当に!!?意外と早かったね!いついつ?てか、もちろん有効ですよ~笑』
俺
『多分○○日~○○日。1泊2日の弾丸日程だけど(笑)』
ユリエ
『えー!その日、会社の飲み会だから、ちょっときついかも(´;ω;`)』
俺
『アウチ!(笑)じゃあ…しょうがないねー。まぁまた機会があればってことかな?笑』
ユリエ
『うん。本当に残念…。ごめんねーせっかく来てくれるのに…』
俺
『いいっていいって(笑)元々仕事で行くんだから(笑)』
そういってやり取りを終えた。
あーあ…そうは言ったものの…ちょっと残念(笑)
まぁ仕方ない。こういう事はよくあること。
やっぱり…必然ではなかったんだなぁって思って、仕事に専念することにした。
当日、羽田の出発ロビーで仕事の資料に目を通してる時にふと、ユリエにメッセを送ろうか迷ったが、やめた。
女の子を困らすのはあまり好きじゃない。
今だったら、サマンサタバサのショップで綺麗な店員さんのコスチューム鑑賞でもして、有意義な時間を過ごすんだけど(犯罪者予備軍w)、この頃はまだそういう粋な計らいはなくて(笑)
だから、もう一度、仕事の資料に視線を戻した。
現地の空港に着き、取引先の人と商談をこなしているうちに、その日の話しになった。
取引際の方に夕飯に誘われ、せっかくので、ご馳走になることに。
あまり、お酒を嗜めないので、基本的には接待を受けないことの方が多いが、
この日は、ただでさえ、寒い街。
ユリエとの会うという話もなくなっていた俺には、願ってもない話だった。
この街の歓楽街は、日本有数だ。
靖国通り沿いの歌舞伎町一番街の入り口を思わせるネオンに満ちた、その一角は、盛大な夜の宴を至る所で開催しているようだった。
取引先の方につれられるまま、飲食店で食事をし、そして、ニュークラへと梯子を渡っていった。
取引先と一緒にこういう店に行く時に、野暮なことはできないので、和気藹々と過ごしていると(なんだその野暮なことってw)
ユリエからメールが届いた。
ユリエ
『やっぱり、会ってみたくて、飲み会抜け出して来ちゃった!(笑)ハルキ君、今どちら??』
俺
『まじかっ!笑 俺は今お客さんと○○○○のニュークラです(笑)この後、会える感じ?』
ユリエ
『あら?私、お邪魔だったかな?(笑)ハルキ君に任せますよ。』
俺
『じゃあ、会おう。多分もうすぐ解散するから、どっか寒くないとこで時間潰してて。よくわかんないけど、○○○の近くのミスドとかで待ち合わせはどう?』
ユリエ
『了解です。早く来てね(笑)うそ。化粧直すからゆっくりでいいよ。』
俺
『風の如く馳せ参じます(笑)着いたら連絡するから080-○○○○-××××にワンコールしといて。』
といって、メールのやり取りを終えて、ちょうどいいタイミングでお店の黒服さんが、延長の有無について伺いに来る。
取引先さんには、この後のことも誘っていただいたが、あまりご厚意に甘えてしまうのも申し訳ないですし、もう十分ですとお礼を述べて、解散することになった。
店の出口付近で、取引先の方と固い握手を交わし、別れると、俺はタクシーを拾い、必然性の極致ともいえるミスドに向う。
運転手さんも、その場所をすぐに分かってくれて、そのまま5分ほどで到着をした。
**** ChapterⅢ*****
料金を支払って、タクシーを降り、ミスドの店内をチラッと見渡す。
それらしき人を…近眼の俺に見分けられるわけもなく(笑)
素直に先ほど、掛かってきた宛先不明の連絡先へコールバック。
…トゥルルルル…
…トゥルルルル…
ガチャ『もしもし?』
俺
「もしもし?あはっユリエ?俺です。ハルキです。はじめまして!」
ユリエ
「あはは!どもはじめまして…(笑)着いたの?」
俺
「うん。今店の前にいるよ。」
ユリエ
「ほんと?…あっ…いた(笑)」
俺
「あっ…いた(笑)」
路面に面したガラス張りの店舗は明るい店内の様子をつぶさに映し出しているから、俺はすぐにユリエに気がついた。
ユリエも出入り口付近にいる俺にすぐに気が付いた。
ユリエ
「待ってて。今すぐお店出るね♪」
俺
「分かった。じゃあ、このまま外で待ってます♪」
そういって電話を切って、店の外のちょっと離れた所でユリエを待つ。
ユリエは自分の飲み物とトレーを片付けて、コートを着込むと、店を出てきた。
店を出て、コツコツコツとまっすぐ俺に向って歩いてくるユリエ。
すらっとしてて、身長がかなり大きい。
ミリタリーコートとボーダーのニット。ショーパンと黒の網タイ。そして、ヒールが高めのブーツ。
超俺好みの格好。
てか、おまいは年はいくつなんだ?と問いただしたくなる(笑)
どう見ても、同年代。
下手すると年下かも?って。そんなユリエ。
そして、高めのヒールを履いてるせいもあるだろうけど、俺とあまり目線が変わらないくらい。
ユリエは、いとも簡単に俺のパーソナルスペースに侵入する。
ちょっとだけ見詰め合う。
白い肌。
きりっとした大きな瞳。
聡明そうな眉。
美人そのもの。
そして、強い眼差しが俺をみる。
この子は、自分と相対する男がどんな風に自分に印象を持つのかを直感的に知ってるんだろう。
だから、自信満々にニコって微笑む。
妖艶な微笑みに一瞬照れくさくて、目線を逸らしそうになるけど、そこはあえてのやせ我慢(笑)
俺
「やほっ。」
ってユリエに声をかける。
ユリエ
「やほっ(笑)」
ってユリエも同調する。
ユリエ
「ようこそ、○○○へ♪」
俺
「あはっじゃあ…ようこそ、俺の胸へっ(笑)」
といって、ちょっと両手を広げる
ユリエ
「…あははっ!うん。やっと来れました(笑)」
といって、更に一歩俺に近づくユリエ。
俺
「あはは!順応してくれて、助かります~(笑)」
そういって、俺も更に一歩ユリエに対して歩を進めて、そっとユリエをハグした。
っていっても、人通りの激しい往来なので、一瞬でハグを終了して、一緒に歩き出す。
あまりの急展開だったので、特に何も考えてなくて、ただ、一つだけ救いだったのが
この日宿泊するホテルを、ツインで取っていたことだった。
出張する際に、かなりの高確率で、ダブルかツインの部屋を取る俺。
何があってもいいように。(何があるのかは敢えて名言しないけど)
備えあれあ憂い無しとは、よく言ったもので、先人達の叡智には感服するより、他にない。
そんなことを考えながら、そっと手を差し出すと、ユリエは俺の手を取る。
そして、手を繋ぎながら歩きだす。
俺
「ご飯…食べた?」
ユリエ
「あーうん。食べたよっ?ハルキ君は?」
俺
「うん。俺も食べた。じゃあ…どうしよっか?一応、ホテルの部屋はユリエも入れるようになってるけど」
ユリエ
「えー!さすが!手回し早いねー(笑)」
俺
「いや、違うんだよ(笑)ユリエに連絡したじゃん?あの時もう取ってあったんだよ。キャンセルっていうか、変更するの忘れてただけ笑」
ユリエ
「本当は誰か連れ込むつもりだったんでしょ?」
俺
「んーと…その誰かさんに質問なんですけどね?(笑)」
ユリエ
「はい?なんですか?笑」
俺
「やっぱり君かっ(笑)…えっと…遠慮しないで、言っていいよ。ホテルに行くのはちょっと嫌かい?誰かさん?笑」
ユリエ
「…嫌じゃないと思いますよ。誰かさんも…(笑)」
俺
「あれ?なんか今、人増えた?笑」
ユリエ
「…増えちゃったね(笑)」
俺
「まぁ、この際、三人でもいいやっ!俺とお前と…」
ユリエ
「だいごろー!」
俺
「誰かさんだろっ!!そこっ!!気持ちは分かるけど!!笑」
ユリエ
「あはっはっ!!!つい!ごめん!笑」
俺
「じゃあ、ちょっとコンビニ寄って、食糧かってこうか。プリンとか買うでしょ?笑」
ユリエ
「なんでプリン?買うけど(笑)」
俺とユリエはそんな話をしながら、ホテルの近くのコンビニに寄って食糧と飲み物を買うことにした。
ユリエは、午前0時付近に、午後ティーを買い、俺は男のくせにジャスミンティーを買った。
あと、プリントお菓子とパンをいくつか。
なんだかんだと、たったこれだけの買い物でも、2人でふざけながら買うと20分以上掛かった。
知らない街が安心感をくれるのか、夜の帳(とばり)が、解放的にさせてくれるのか。
俺は、自分の住む街じゃ絶対しないくらい、じゃれあって、ユリエとコンビニショッピングを楽しむ。
ユリエもユリエで俺に合わせてくれる。
コンビニを出て、そこから、数十メートルの場所にあるホテルに泊まる。
チェックインを済まし、ユリエとエレベーターに乗る。
スゥーっと静かに動き出すエレベーター。
静かに近づく、俺とユリエ。
静かに舌を絡めようと顔を近づける俺とユリエ。
音もなく、ユリエの引き締まった腰と、迫力満点のお尻にそっと手を回しながら、俺はユリエとキスを交わした。
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**** ChapterⅣ*****
mixiの俺のページからスタートしたはずの物語が、いつのまにかハルNotesにまで辿り着いたね(笑)
こういうのは、単に俺の自己満足なだけで、読んでくれる人には、全くもって迷惑な話しかもしれないけど、でもこうして、段々と核心に近づいてくる感覚ってのは楽しんでもらえるんじゃないかな?って思ったんだ。
なぜなら、今これを読んでる人が近づいてきてるのは、俺の核心であり、ユリエの核心であり、
そして、貴方の欲望を満たすもの、そのものなんだから。
…
もう1月も終わりだね。(この日記を書き始めたのは1月の終わり)
2012年、少しずつ、馴染んできた感があるけど、やっぱりまだまだ、違和感を感じないではいられない。
昔の恋人と今の恋人を比べるようなものなのかな。
どっちがいいとか、どっちが好きだとか…
そういうのでは、なくなんとなく、自分との調和って意味で
なんとなく、2011年を懐かしむ気持ちがあるのを認めないわけにはいかない。
でも、そんな自分の心情なんかお構いなしで、時間を遡ることなんでできやしない。
それは、昔の恋人と再び方を並べて手を繋ぐことができないように(まぁ、できる人もいるだろうけど)
昔の自分に戻ることもできないように。
時間の軸は不可逆だ。
それは、定理であり、真理だろう。
ってことはつまり、人はただ、前にだけ続く道を歩み続けなければならないのか。
…そんなことないと俺は思う。
横にだっていけるし、上にだっていける。立ち止まることだってできるし、振り返ることもできる。
何も前進するだけが人生じゃない。
ただ、戻れないだけ。
詭弁だと言う人もいるだろう。
自己擁護だと言う人もいるだろう。
なーに。そんなの気にする必要なんかこれっぽちもないよ。
だって、自分の人生なんだから。
ただ、横道に逸れて、立ち止まり、振り返って。
その場にうずくまって、嗚咽したとしても…
それでも、やがて、君は立ち上がるだろう。
そして、きっと次の一歩を前に向って踏み出すんだ。
なんせ、人はみな、その中に強さを孕んでいるんだから。
え?言ってることが矛盾してないかいって?
うん。してると思うけど、そんな声に耳を貸せるほど、出来た人間でもないんで、却下します!←身勝手w
さて!そんなこんなで、今回の話しは、人生の大きな分岐点を越えて、ちょっとだけ立ち止まってる女の子の話。
女の子といっても、俺より年上で、ハルNotes史上始まって以来となる30歳を越えた、円熟期に差し掛かりつつある大人な女性のお話しです。
どんな話しなのか…続きは、俺の日記コミュ【ハル、時々旅】にてご賞味ください( ^ω^ )ニッコリ
日記コミュは完全承認制になっています。一見すると、普通の旅行コミュニティなので、表の方が入っていてもお知り合いに訝しがられる事はないと思いますので、ご安心ください。
申請に際して申請理由を明確に記載してくださる方だったら、男女共に基本的には承認するつもりですので、遠慮なくご申請ください。
コミュニティ名:ハル、時々、旅。
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~Chapter Ⅱ~
ちょっと、どうでもいい話するね。
どういうわけか、今まであまり年上の女性主に、30歳を越える女性との話しってのを書いたことがない(笑)
何か意図があるかというとそういうことも特になくてね。
まぁ、大方の人が、
「コイツはきっとロリコンなんだろ」
って道端に落ちてる犬の糞に湧く蛆虫を見るような目で俺を見てるのは薄々感づいてるんだけどさ(汚い話でごめんね。食事中の方特にごめん!)
まぁ、確かに年下の子が好きってのは勿論あるんだけど、その理由ってのが、これまた別段大したことがなくて、
『甘えられるのが好き』
ってだけなのね←単純だな(笑)
だから、年上の方とも逢瀬を重ねるし、甘えん坊の年上さんとか、可愛がるのはむしろ好き。
年上の方とお付き合いしたこともあるしね。
だから、せっかくなんで、この機会にそのあたりについても言及しときます。
だからって、年上カマーン!っていうことじゃないんで、特に気にせずサラッと読み進めてもらえたら幸いです。
本当にどうでもいい話だったね(笑)
じゃあ、そろそろ本題へ。
今回の話しの主人公は、ユリエっていう33歳の女性。
元CA(確かJが着く方)で、結婚をして、寿退社をされて、幸せな結婚生活を送る…予定だった人。
「予定だった。」と書くと、とても気になる物言いなので、簡単に補足を入れると
今はもう結婚生活を送ってはいない女性という事になる。
そんなユリエと俺がどうやって知り合ったかっていいう話をすると、ちょっと長くなるけど、
せっかく掲載を方法を変えて、文字スペースがふんだんにあるんだから、
思う存分書き連ねさせてもらうとしようかな。
簡単に言うと、ユリエは、俺の日記の読者だった。
と、いってもたまに日記の感想をくれる程度で、これといって、色恋沙汰に発展するような雰囲気は最初からなかった。
そもそも、俺宛に来るメッセージの大半を占めるの今の恋人やパートナーとの関係についての相談が殆どだったりもする。
まぁ、ごく稀に、こんな、犬の糞に沸く…(以下自粛w)俺みたいな奴をデートに誘ってくれる人もあるので、
その場合は天にも昇る気持ちで、熱烈な抱擁を交わすのはみんなもご存知のところだろうけど(笑)
そうはいっても、割合としては、そういう方は稀だから、俺が自分からメッセをくれた女性に対して、積極的にアプローチをすることは皆無だし、
相手からのメッセの返事がなかったからといって、返事を催促するようなこともない。
だから、気軽にメッセをして、自分の言いたいことだけいって、スッキリして、それに対して、俺が(゚Д゚ )ンマー!!って顔文字を使って返事を書いてそれでメッセを終える。
ユリエとのやり取りだって、その域を出る事はなかった。
そんなユリエの存在は、俺にとっては、とても自然な付き合い方が出きるSNS上の友達の1人でもあったし、
ユリエという存在を特に意識することなく、日記を更新する都度、他愛もないメッセのやり取りを交わしていた。
俺は、自分の体験を共有してもらい、俺の内面を知ってもらうことで、安心感を得て、
ユリエは俺の体験を疑似体験として、興奮や、充足感を得る。
そんな等価交換をしながら、相手と気の置けない雰囲気の中でするやり取りってのは、得てして心地よいものだったりする。
ユリエがどういう女性なのか?
そういう事に関心を持たないこともなかったが、
北の大都市に住むユリエと、関東の田舎に住む俺。
俺とユリエが邂逅する必然性なんて、少しもなかった。少なくてもこの時点ではね。
ただ、その必然性が少しだけ、芽を出すような出来事が起きた。
ある時、俺が出張でユリエの住む街に出張に行くことを日記に書いたことがあった。
数日後、その日記を見たユリエは、
ユリエ
『ハルキ君、こっちに来てたんだね(笑)』
ってユリエからメッセが届く。
※メールのやり取りは、『』。普通の会話は「」になります。
俺
『うん。まぁね(笑)』
ユリエ
『そうなんだー!こっちに来るのに、私に連絡くれないなんて泣)って思ったんだよー!笑』
俺
『あれ?そうなの?(笑)連絡したら会ってくれたの?笑』
ユリエ
『当たり前じゃん!早く会いに来てよ(笑)』
俺
『ふむふむ。そうやって男を落とすわけですね。わかります(笑)』
ユリエ
『ちっがーう!!(笑)君だけ。てか、そもそもハルキ君、おばちゃん嫌いな感じがするし…(笑)そんな…私から誘えませんよっ』
俺
『は?なにそれ?誰がいつ何時何分何秒にそんなデマを?(゚Д゚ )?笑』
ユリエ
『だって、みんな20歳くらいの子ばっかりじゃん!日記に出てくるの(笑)』
俺
『えーまぁそうですけどモゴモゴ…(笑)』
ユリエ
『やっぱりー!!ショック(´;ω;`)!!!笑』
俺
『ウソウソ(笑)じゃあ、今度もしそっち行くことあったら連絡するから、会おうよ。』
ユリエ
『…うん。絶対だよー!笑』
俺
『うん。約束!』
そんなやり取りを経て…俺とユリエの間に、ちょっとした、会う必然性ってのが芽生えた。
そうはいっても、仕事でいく訳だから、自分の思うとおりに出張いけるわけじゃない。
だから、約束したものの、その約束を果たせるかは、いささか不安はあった。
ただ、幸運だったのは、俺が思っているよりも、ずっと早くその機会は訪れることになった。
俺とユリエの会う必然性。
この言葉を意識し出したのは、この時だった。
ユリエとそのやり取りをしてから、およそ半年。
季節は、関東では、薄紅色の可憐な花が蕾み始める季節。
ユリエの街では、まだ雪に覆われた真っ白な季節。
出張が決まってから、ユリエにその旨を告げようとメッセを送る。
俺
『今度、○○行くことになったよ?あの約束はまだ有効ですか?』
ユリエ
『本当に!!?意外と早かったね!いついつ?てか、もちろん有効ですよ~笑』
俺
『多分○○日~○○日。1泊2日の弾丸日程だけど(笑)』
ユリエ
『えー!その日、会社の飲み会だから、ちょっときついかも(´;ω;`)』
俺
『アウチ!(笑)じゃあ…しょうがないねー。まぁまた機会があればってことかな?笑』
ユリエ
『うん。本当に残念…。ごめんねーせっかく来てくれるのに…』
俺
『いいっていいって(笑)元々仕事で行くんだから(笑)』
そういってやり取りを終えた。
あーあ…そうは言ったものの…ちょっと残念(笑)
まぁ仕方ない。こういう事はよくあること。
やっぱり…必然ではなかったんだなぁって思って、仕事に専念することにした。
当日、羽田の出発ロビーで仕事の資料に目を通してる時にふと、ユリエにメッセを送ろうか迷ったが、やめた。
女の子を困らすのはあまり好きじゃない。
今だったら、サマンサタバサのショップで綺麗な店員さんのコスチューム鑑賞でもして、有意義な時間を過ごすんだけど(犯罪者予備軍w)、この頃はまだそういう粋な計らいはなくて(笑)
だから、もう一度、仕事の資料に視線を戻した。
現地の空港に着き、取引先の人と商談をこなしているうちに、その日の話しになった。
取引際の方に夕飯に誘われ、せっかくので、ご馳走になることに。
あまり、お酒を嗜めないので、基本的には接待を受けないことの方が多いが、
この日は、ただでさえ、寒い街。
ユリエとの会うという話もなくなっていた俺には、願ってもない話だった。
この街の歓楽街は、日本有数だ。
靖国通り沿いの歌舞伎町一番街の入り口を思わせるネオンに満ちた、その一角は、盛大な夜の宴を至る所で開催しているようだった。
取引先の方につれられるまま、飲食店で食事をし、そして、ニュークラへと梯子を渡っていった。
取引先と一緒にこういう店に行く時に、野暮なことはできないので、和気藹々と過ごしていると(なんだその野暮なことってw)
ユリエからメールが届いた。
ユリエ
『やっぱり、会ってみたくて、飲み会抜け出して来ちゃった!(笑)ハルキ君、今どちら??』
俺
『まじかっ!笑 俺は今お客さんと○○○○のニュークラです(笑)この後、会える感じ?』
ユリエ
『あら?私、お邪魔だったかな?(笑)ハルキ君に任せますよ。』
俺
『じゃあ、会おう。多分もうすぐ解散するから、どっか寒くないとこで時間潰してて。よくわかんないけど、○○○の近くのミスドとかで待ち合わせはどう?』
ユリエ
『了解です。早く来てね(笑)うそ。化粧直すからゆっくりでいいよ。』
俺
『風の如く馳せ参じます(笑)着いたら連絡するから080-○○○○-××××にワンコールしといて。』
といって、メールのやり取りを終えて、ちょうどいいタイミングでお店の黒服さんが、延長の有無について伺いに来る。
取引先さんには、この後のことも誘っていただいたが、あまりご厚意に甘えてしまうのも申し訳ないですし、もう十分ですとお礼を述べて、解散することになった。
店の出口付近で、取引先の方と固い握手を交わし、別れると、俺はタクシーを拾い、必然性の極致ともいえるミスドに向う。
運転手さんも、その場所をすぐに分かってくれて、そのまま5分ほどで到着をした。
**** ChapterⅢ*****
料金を支払って、タクシーを降り、ミスドの店内をチラッと見渡す。
それらしき人を…近眼の俺に見分けられるわけもなく(笑)
素直に先ほど、掛かってきた宛先不明の連絡先へコールバック。
…トゥルルルル…
…トゥルルルル…
ガチャ『もしもし?』
俺
「もしもし?あはっユリエ?俺です。ハルキです。はじめまして!」
ユリエ
「あはは!どもはじめまして…(笑)着いたの?」
俺
「うん。今店の前にいるよ。」
ユリエ
「ほんと?…あっ…いた(笑)」
俺
「あっ…いた(笑)」
路面に面したガラス張りの店舗は明るい店内の様子をつぶさに映し出しているから、俺はすぐにユリエに気がついた。
ユリエも出入り口付近にいる俺にすぐに気が付いた。
ユリエ
「待ってて。今すぐお店出るね♪」
俺
「分かった。じゃあ、このまま外で待ってます♪」
そういって電話を切って、店の外のちょっと離れた所でユリエを待つ。
ユリエは自分の飲み物とトレーを片付けて、コートを着込むと、店を出てきた。
店を出て、コツコツコツとまっすぐ俺に向って歩いてくるユリエ。
すらっとしてて、身長がかなり大きい。
ミリタリーコートとボーダーのニット。ショーパンと黒の網タイ。そして、ヒールが高めのブーツ。
超俺好みの格好。
てか、おまいは年はいくつなんだ?と問いただしたくなる(笑)
どう見ても、同年代。
下手すると年下かも?って。そんなユリエ。
そして、高めのヒールを履いてるせいもあるだろうけど、俺とあまり目線が変わらないくらい。
ユリエは、いとも簡単に俺のパーソナルスペースに侵入する。
ちょっとだけ見詰め合う。
白い肌。
きりっとした大きな瞳。
聡明そうな眉。
美人そのもの。
そして、強い眼差しが俺をみる。
この子は、自分と相対する男がどんな風に自分に印象を持つのかを直感的に知ってるんだろう。
だから、自信満々にニコって微笑む。
妖艶な微笑みに一瞬照れくさくて、目線を逸らしそうになるけど、そこはあえてのやせ我慢(笑)
俺
「やほっ。」
ってユリエに声をかける。
ユリエ
「やほっ(笑)」
ってユリエも同調する。
ユリエ
「ようこそ、○○○へ♪」
俺
「あはっじゃあ…ようこそ、俺の胸へっ(笑)」
といって、ちょっと両手を広げる
ユリエ
「…あははっ!うん。やっと来れました(笑)」
といって、更に一歩俺に近づくユリエ。
俺
「あはは!順応してくれて、助かります~(笑)」
そういって、俺も更に一歩ユリエに対して歩を進めて、そっとユリエをハグした。
っていっても、人通りの激しい往来なので、一瞬でハグを終了して、一緒に歩き出す。
あまりの急展開だったので、特に何も考えてなくて、ただ、一つだけ救いだったのが
この日宿泊するホテルを、ツインで取っていたことだった。
出張する際に、かなりの高確率で、ダブルかツインの部屋を取る俺。
何があってもいいように。(何があるのかは敢えて名言しないけど)
備えあれあ憂い無しとは、よく言ったもので、先人達の叡智には感服するより、他にない。
そんなことを考えながら、そっと手を差し出すと、ユリエは俺の手を取る。
そして、手を繋ぎながら歩きだす。
俺
「ご飯…食べた?」
ユリエ
「あーうん。食べたよっ?ハルキ君は?」
俺
「うん。俺も食べた。じゃあ…どうしよっか?一応、ホテルの部屋はユリエも入れるようになってるけど」
ユリエ
「えー!さすが!手回し早いねー(笑)」
俺
「いや、違うんだよ(笑)ユリエに連絡したじゃん?あの時もう取ってあったんだよ。キャンセルっていうか、変更するの忘れてただけ笑」
ユリエ
「本当は誰か連れ込むつもりだったんでしょ?」
俺
「んーと…その誰かさんに質問なんですけどね?(笑)」
ユリエ
「はい?なんですか?笑」
俺
「やっぱり君かっ(笑)…えっと…遠慮しないで、言っていいよ。ホテルに行くのはちょっと嫌かい?誰かさん?笑」
ユリエ
「…嫌じゃないと思いますよ。誰かさんも…(笑)」
俺
「あれ?なんか今、人増えた?笑」
ユリエ
「…増えちゃったね(笑)」
俺
「まぁ、この際、三人でもいいやっ!俺とお前と…」
ユリエ
「だいごろー!」
俺
「誰かさんだろっ!!そこっ!!気持ちは分かるけど!!笑」
ユリエ
「あはっはっ!!!つい!ごめん!笑」
俺
「じゃあ、ちょっとコンビニ寄って、食糧かってこうか。プリンとか買うでしょ?笑」
ユリエ
「なんでプリン?買うけど(笑)」
俺とユリエはそんな話をしながら、ホテルの近くのコンビニに寄って食糧と飲み物を買うことにした。
ユリエは、午前0時付近に、午後ティーを買い、俺は男のくせにジャスミンティーを買った。
あと、プリントお菓子とパンをいくつか。
なんだかんだと、たったこれだけの買い物でも、2人でふざけながら買うと20分以上掛かった。
知らない街が安心感をくれるのか、夜の帳(とばり)が、解放的にさせてくれるのか。
俺は、自分の住む街じゃ絶対しないくらい、じゃれあって、ユリエとコンビニショッピングを楽しむ。
ユリエもユリエで俺に合わせてくれる。
コンビニを出て、そこから、数十メートルの場所にあるホテルに泊まる。
チェックインを済まし、ユリエとエレベーターに乗る。
スゥーっと静かに動き出すエレベーター。
静かに近づく、俺とユリエ。
静かに舌を絡めようと顔を近づける俺とユリエ。
音もなく、ユリエの引き締まった腰と、迫力満点のお尻にそっと手を回しながら、俺はユリエとキスを交わした。
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**** ChapterⅣ*****
mixiの俺のページからスタートしたはずの物語が、いつのまにかハルNotesにまで辿り着いたね(笑)
こういうのは、単に俺の自己満足なだけで、読んでくれる人には、全くもって迷惑な話しかもしれないけど、でもこうして、段々と核心に近づいてくる感覚ってのは楽しんでもらえるんじゃないかな?って思ったんだ。
なぜなら、今これを読んでる人が近づいてきてるのは、俺の核心であり、ユリエの核心であり、
そして、貴方の欲望を満たすもの、そのものなんだから。
…
2012.02.24
ユリエ[33歳/OL]-ホッとスポット-Vol.2
**************
~Chapter Ⅳ~
真面目な話と…いやらしい営み。
これは、まるで対極にあるもののように捉えてる人がいるかもしれないけど、実はそうでもないと俺は思う。
ん~喩えるなら、日本製の世界地図のカナダとノルウェーのような(笑)
あるポイントを中心に見たら、すごく離れた場所にあるような二つの距離が、
違う見方をしてみたら、実はとても近くにあることだったりする。
ユリエの話してくれた、極めてプライベートな内容である真面目な話の後に、一見なんの因果関係も無いようないやらしい営みが行なわれることに、違和感を感じる人がいるかもしれないけど、
この二つってのは、実は延長線上にあることで、
こうして、俺とユリエが羞恥にまみれながら、深く、そして隅々まで交わりたくなってしまったのは、実はとても自然ななりゆきなのだと…一応理解を得られるよう説明をしてみたつもりだけど…
どうやら、まったく意味不明な説明になってる気がする(笑)
ごめん!!ユリエ!!(笑)
俺には、ちょっと荷が重かったみたいだw
もし、君がこの日記見てて(見てるとおもうけどw)そういう機会があったら、
ユリエがこの時のこの俺とユリエの節操の無さについて(!?)きちんと釈明してもらえるとありがたい(笑)
…
~Chapter Ⅳ~
真面目な話と…いやらしい営み。
これは、まるで対極にあるもののように捉えてる人がいるかもしれないけど、実はそうでもないと俺は思う。
ん~喩えるなら、日本製の世界地図のカナダとノルウェーのような(笑)
あるポイントを中心に見たら、すごく離れた場所にあるような二つの距離が、
違う見方をしてみたら、実はとても近くにあることだったりする。
ユリエの話してくれた、極めてプライベートな内容である真面目な話の後に、一見なんの因果関係も無いようないやらしい営みが行なわれることに、違和感を感じる人がいるかもしれないけど、
この二つってのは、実は延長線上にあることで、
こうして、俺とユリエが羞恥にまみれながら、深く、そして隅々まで交わりたくなってしまったのは、実はとても自然ななりゆきなのだと…一応理解を得られるよう説明をしてみたつもりだけど…
どうやら、まったく意味不明な説明になってる気がする(笑)
ごめん!!ユリエ!!(笑)
俺には、ちょっと荷が重かったみたいだw
もし、君がこの日記見てて(見てるとおもうけどw)そういう機会があったら、
ユリエがこの時のこの俺とユリエの節操の無さについて(!?)きちんと釈明してもらえるとありがたい(笑)
…
2012.01.30
ユリエ[33歳/OL]-ほっとスポット-Vol.1
***************
~Chapter Ⅳ~
mixiの俺のページからスタートしたはずの物語が、
いつのまにかハルNotesにまで辿り着いたね(笑)
こういうのは、単に俺の自己満足なだけで、読んでくれる人には、全くもって迷惑な話しかもしれないけど、でもこうして、段々と核心に近づいてくる感覚ってのは楽しんでもらえるんじゃないかな?って思ったんだ。
なぜなら、今これを読んでる人が近づいてきてるのは、俺の核心であり、ユリエの核心であり、
そして、貴方の欲望を満たすもの、そのものなんだから。
…
~Chapter Ⅳ~
mixiの俺のページからスタートしたはずの物語が、
いつのまにかハルNotesにまで辿り着いたね(笑)
こういうのは、単に俺の自己満足なだけで、読んでくれる人には、全くもって迷惑な話しかもしれないけど、でもこうして、段々と核心に近づいてくる感覚ってのは楽しんでもらえるんじゃないかな?って思ったんだ。
なぜなら、今これを読んでる人が近づいてきてるのは、俺の核心であり、ユリエの核心であり、
そして、貴方の欲望を満たすもの、そのものなんだから。
…
2012.01.21
ショウコ[20歳/学生]-彼女の事情と俺との情事-Vol.5(完結)
なんだかんだ、結構な長編になっちゃったね(笑)
3話くらいで終わらすつもりで書いてたんだけどな…。
とりあえず、ショウコとの話しは一旦これでおしまいになります。
こんな日記を長々と読んでくれて本当にありがとう。
もう少しでおしまいなんで、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
3話くらいで終わらすつもりで書いてたんだけどな…。
とりあえず、ショウコとの話しは一旦これでおしまいになります。
こんな日記を長々と読んでくれて本当にありがとう。
もう少しでおしまいなんで、最後までお付き合いいただけたら幸いです。